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切り抜き詳細
発行日時
2014-12-28 9:22
見出し
来年から初詣で接待 篠山市大山地区の神田神社 甘酒振る舞いや絵馬販売
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8543
記事詳細
初詣参拝者への接待、 始めます―。 篠山市大山地区の鎮守 「神田 (こうだ) 神社」 (大山上728) が、 来年元日の初詣参拝者に甘酒をふるまい、 絵馬の置物を販売するなどの接待を行う。 同神社の責任役員を務める石川英昭さん (72) =大山上=と、 中澤忠さん (70) =町ノ田=は、 「地域の守り神でもある身近な神様にお参りして、 新年の良いスタートを切ってもらえたら」 と話している。 これまで無人だった元日に、 同神社役員7人らが駐在し、 参拝者を迎える。 来年を皮切りに今後も毎年、 初詣の接待を続けていくという。 接待時間は、 午前10時―正午。 甘酒は米こうじから作ったもので200人分を用意する。 絵馬の置物は、 地元大山産のスギとヒノキを使って、 大山振興会のスタッフが手作りしたもの。 ヒノキの板を糸のこで切り抜いてこしらえた干支のヒツジの人形を、 扇形の焼きスギ板に貼り付けている。 ヒツジの人形にはアクリル絵の具で色鮮やかに彩色を施すなど、 丁寧な手仕事で仕上げている。 600円 (税込)。 破魔矢も準備している。 役員らによると、 昔は境内に社務所があり、 宮司が初詣参拝者を迎えていたというが、 近年になってからは、 しめ縄が飾られている程度だった。 地域住民もそれぞれの集落の氏神で初詣を済ませるため、 「神田神社にまで足を運ぶ人は多くはない」 と話す。 「新年早々からさみしい限り」 と感じていた同神社の役員らが、 「年初めをにぎやかに景気づけ、 地域活性化に弾みをつけよう」 と初詣参拝者への接待を決めた。 同神社は、 大宝2年 (702)、 石住に創祀 (そうし)。 応保2年 (1162) に現在地に遷座したと伝わる。 毎年10月の秋祭りには、 「鳳輦渡御 (ほうれんとぎょ)」 が行われる。