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2014-12-14 8:38

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バクテリアの力で消臭　携帯用スプレー販売　氷上町市辺 「ＫＡＩＳＨＡＭ」

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　土壌に含まれる良性バクテリアを使った消臭剤の販売を、 氷上町市辺の会社が始めた。 においの元になる雑菌をバクテリアが食べるもので、 化学薬品や香料などは無添加。 「ブーツやくつのにおいが気になる人はぜひ試して」 とＰＲしている。 　 「ＫＡＩＳＨＡＭ （カイシャム）」。 社長を務める池田員也さんは、 ダンボールケース製造、 氷上紙器製作所の専務。 ダンボールに利用できる殺菌効果のある資材を研究するなかで、 脱臭効果のある 「ＤＡＩ菌」 と出会った。 同菌はもともと 「ＢＳＫ菌」 と呼ばれていたもので、 池田さんの友人が社長を務めるディエイアイコーポレーション （大阪市） が、 独占的に使う権利を持っているという。 　池田さんは自然の力で分解できる点に強くひかれ、 ディーエイアイに製造を委ね、 自身は販売会社を興した。 　ＢＳＫ菌を使ったシステムは、 ＪＲ西日本のごみ集積所の臭気対策や、 新阪急ホテルグループのトイレの消臭、 客室の消臭、 空気浄化、 梅田スカイビルの水質浄化、 トイレの脱臭などに使われた実績がある。 　池田さんは、 一般消費者向けに展開しようと、 消臭スプレーに特化。 「ムッシュッシュ」 の商品名で販売を始めた。 30㍉㍑入りで１０００円。 においが気になる若い世代にも気軽に使ってもらおうと、 ５回分の詰め替え用アンプルを同梱する。 携帯用を先行発売、 家庭用ボトルタイプも準備中。 　使い方は、 においがする所にスプレーするだけ。 噴霧から48時間で効果が実感できるという。 　 「有用なバクテリアを世に広めたい。 消臭スプレーをエチケットとして、 かばんの中に入れて持ち歩いてもらえるようになれば」 と話している。 　問い合わせは氷上紙器内の同社 （０７９５・８２・４５８０）。