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切り抜き詳細

発行日時
2014-12-11 9:05
見出し
施主支給は…竹?!
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4077 施主支給は…竹?!への外部リンク
記事詳細
 丹波に初雪が舞った週末の朝、 一家は気合を入れて、 「さぁ、 竹林へレッツゴー!」 ―。 それはある人の一言から始まった。  その人は私たち夫婦が丹波に来た頃と同じくして市島に越してきた大工の見習い夫婦。 彼は昔ながらの建て方を目指す良い意味での頑固者。 同じ移住者としてまた同じ子育て世代として家族ぐるみで仲良くやってきた。 いつか自分たちが農業で独り立ちし、 彼に家を建ててもらいたいと、 彼は彼でいつか独立し、 こだわりある家を建てたいと語ったのは一昔。  そんな彼が今回、 棟梁となってくれた。 が、 これがまた厳しいうちの資金繰り。 でも父ちゃんたちは木組み土壁の家を建ててほしい、 建てたい!と。 ならばどうするか。 我慢するか自分たちで働くか。 で、 彼の一言、 「じゃ、 自分たちで竹、 用意しましょう」 と。 母ちゃんたち 「えっ?竹?自分らで?」 「ハイ、 土壁を塗る際に必要な竹小舞という軸になる竹、 切って割って作りましょう」 と笑顔。 母ちゃんが 「ありえん」 と言うかたわらで、 なぜか父ちゃんは 「面白い!」 と意気投合。  色々探すうちに、 近所の竹林の地主さんから 「役立つのなら使って下さい」 と超感激なお言葉をいただき、 週末の雪が舞う中での竹伐りイベントとなったのだ。 チビタの応援を受け、 父ちゃんが切り出し、 母ちゃんが言われた長さに切る。 それを娘がホッペを真っ赤にして運ぶ。 竹林の中は静かで空気が澄んで冷たく、 心が凛とし、 火照った体には気持ちの良いものだった。 (古谷暁子・ブルーベリー農家)