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発行日時
2014-11-27 9:13
見出し
観光農園16年歴史に幕 区民総出で感謝祭 春日町稲塚営農組合
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http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8466 観光農園16年歴史に幕 区民総出で感謝祭 春日町稲塚営農組合への外部リンク
記事詳細
 春日町稲塚営農組合と同自治会 (26戸) が11月23日、 16年にわたる同営農組合のイチゴとサクランボの観光農園事業を閉じるのを記念し、 同自治会交流センターで 「感謝祭」 を開いた。 写真や新聞記事で歩みを振り返り、 歴代会長に感謝状を贈呈し、 区民総出で和やかな会食の時間を過ごした。 同組合の施設は、 同じ区内の 「フルーツファーム春日」 に貸与する。  老朽化した公民館の建て替え費用をねん出するとともに区の活性化につなげようと、 1998年から観光農園をスタートさせた。 サクランボは成園になるまで時間がかかることから、 イチゴを先行させ、 「千丈寺イチゴ」 として売りだした。 2000年にサクランボ栽培を始め、 02年に営農組合化。 交流センターは03年にしゅん工した。  ミツバチがイチゴばかりに行き、 サクランボを受粉させようとしないことから、 同年でイチゴ栽培はやめ、 以後サクランボ一本に。 05年に 「稲塚さくらんぼ園」 から 「丹波さくらんぼ園」 と改称、 11年からは食べ放題も始めた。 一昨年は過去最悪の出来、 今年は最も豊作だった。  80歳以下の世帯主と配偶者が組合員で、 組合員は、 オフシーズンは、 誘引、 せん定、 受粉、 草刈りなど、 開園後は計量やおみやげ用の箱詰めなど年に6―7回の出役があった。 遅霜が降りた04年には、 各家庭から灯油ストーブを20台集め、 ハウスを温めたこともあった。  多い年で770万円弱、 少ない年で20万円弱、 近年は300―400万円の売上で推移した。 イチゴとサクランボの施設整備費用約1400万円は完済し、 交流センターの返済金も残金が240万円と、 設備の賃料収入でまかなえるめどがついた。 組合員の作業への出務もしんどくなってきたことから、 経営から手を引くことにした。  組合長を8年間務めた松嶋忠央さん (70) は、 「区民の協力、 労働奉仕でできた。 リピーターが多く、 『おいしい』 と言ってもらってうれしかった。 もぎとりの予約を聞いているのに、 実が少ない時は、 胃が痛む思いがした」 と振り返った。 組合の施設を承継するフルーツファームの駒谷幸正代表 (63) は、 「稲塚にサクランボを持ち込んだ父が営農組合に先駆け、 事業をやっていた。 組合との相乗効果、 共存共栄でこれまでやって来れた」 と話していた。  同組合の経営規模は、 イチゴ20㌃、 サクランボ40㌃、 駐車場30㌃だった。