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切り抜き詳細

発行日時
2014-11-23 8:39
見出し
知事賞に籔内さん 兵庫ふれあい美術展・彫刻部門
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http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8457 知事賞に籔内さん 兵庫ふれあい美術展・彫刻部門への外部リンク
記事詳細
 兵庫ふれあい美術展 (兵庫県など主催) の彫刻部門で、 丹波地方の4人が入賞した。 トップの県知事賞に選ばれた籔内史子さん (71) =丹波市氷上町常楽=を筆頭に、 県議会議長賞の前田桂子さん (62) =同市氷上町小野=、 県教育委員会賞の小林優さん (72) =篠山市二階町=、 県芸術文化協会賞の池上廣一さん (77) =丹波市氷上町石生=。 いずれも丹波彫刻会の会員で、 地元の彫刻家、 磯尾柏里さん (55) の指導を受けている。  自宅で開いているアトリエ 「画楽舎」 で絵画を指導している籔内さんだが、 彫刻は、 始めて日が浅く、 70歳になってから。 磯尾さんに勧められたのを機に丹波彫刻会に入会した。 昨年、 同美術展に初出品。 知事賞に次ぐ県彫刻家連盟賞を受けた。  今回の作品は、 女子高生の孫をモデルに、 名前をそのまま作品名にした 「彩音 (あやね)」。 大切なものを、 お腹の前で抱きかかえるようにして立っている姿を、 塑像で表現した。 高さ約90㌢。 「もともと彫刻をやりたかったのですが、 縁に恵まれずにいました。 今は、 立体ならではの魅力がある彫刻にのめり込んでいます」 と話している。  2年前に丹波彫刻会に入会した前田さんの作品も、 孫で小学5年の女の子をモデルにした頭像の塑像で、作品名は 「ナルミ」。 孫がご飯を食べ、 遊んでいる様子などを写真に撮り、 写真をもとに制作した。 「孫の今のかわいい姿を形にとどめておきたくて作りましたが、 孫は 『私の顔と違う』 と言っています」 とにっこり。  小林さんは彫刻を始めて12年。 入賞作は 「雨あがり」 で、 レインコート姿の幼女と、 幼女の背丈よりもやや高い傘を木彫で表現した。 同美術展では3回目の入賞で、 過去2回の賞を上回った。 「これまでより上の賞を狙っていたので、 満足しています」 と話した。  池上さんは彫刻歴40年のベテラン。 入賞作は、 木彫の 「考える」 で、 若い男性が座り込んで考えている姿を表現した。 「バランスが取れていないと思う。 これからも勉強です」 と話している。  同美術展は、 23日まで神戸市灘区の原田の森ギャラリーで開催されている。