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発行日時
2014-11-6 9:07
見出し
20年続く行事に幕 西方寺「さざんか祭り」 篠山市今田町
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 篠山市今田町今田新田の西方寺 (大槻明悠住職) の境内に、 旺盛な樹勢で四方約10㍍に枝を張る樹齢約620年のサザンカの古木がある。 このサザンカにちなみ、 同寺では20年前から毎年、 花が見ごろを迎える11月23日に 「さざんか祭り」 を開催してきたが、 主催する実行委員や関係者の高齢化と後継者不足により運営が困難になってきたため、 今回限りで幕を下ろすことになった。 実行委員長を務めている大前衛さん (71) =同町黒石=は、 「ここまで育ててきた祭りを閉じるのはしのびないが、 仕方のないこと。 最終回は有終の美を飾るべく盛大に催すので、 一人でも多くの人に来てもらえたら」 と呼び掛けている。  祭りは、 県の郷土記念物、 市の天然記念物に指定されているサザンカの巨木が鎮座する境内で、 午前10時45分に開幕。 司会は、 放送作家でフリーアナウンサーの三条杜夫さん (神戸市) が務める。 ステージでは、 フォークソンググループ 「Gバンド」 や、 杉之原良平さんが歌謡ショーを繰り広げる。  また、 今年で4度目の出演となる歌手の宮本とし美さん (三木市) が、 同寺のサザンカから受けた印象をもとに作詞作曲したというサンバ調の歌謡曲 「さざんかの人」 をお披露目する (午前11時45分ごろと午後2時ごろの2回)。 このほか、 丹波篠山楽空間が勇壮なよさこい踊りを上演する (午後2時45分ごろ)。  毎年好評を得ている同寺の福聚講 (ふくじゅこう) らによるうどんの販売や、 甘酒の振る舞いもあり、 祭りの最後には景品付きのもちまきを盛大に行う (午後3時ごろ)。  同祭りは、 「寺おこし、 地域おこしがしたい」 と同寺の先代住職、 大槻善実さんが三条さんに相談したのが始まり。 兵庫県を中心に、 むらおこしや地域活性化活動に取り組んでいる三条さんが、 「樹齢600年の立派なサザンカがある。 この花の見ごろは、 周囲の野山に花のない時期でもあるので、 これを目玉に祭りができるのでは」 と提案した。  当初の祭りは、 善実住職が尺八を、 妻の美智子さんが箏をたしなんでいたことから、 邦楽演奏会や茶会を中心に催していたという。 その後、 演歌歌手を招いたり、 踊りのステージを設けるなど、 現在のスタイルに移行した。  毎年欠かさず、 祭りの司会者として参加してきた三条さんは、 「本当に手作り感満載のいい祭りだった。 今回で最後となるが、 力を結集し、 心を寄せ合って祭りの集大成をみんなで実感したい」 と話している。  少雨決行。 問い合わせは同寺 (079・597・2788)。