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切り抜き詳細
発行日時
2014-11-2 8:58
見出し
悪魔のささやき
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4031
記事詳細
人の心には明と暗、 光と影がある。 善もあれば、 悪もある。 作家で、 犯罪心理に通じた精神科医、 加賀乙彦氏は 「私たち人間の心の中には悪魔的なものが確固として存在している」 と断言し、 「悪魔のささやき」 から逃れられる人はいないという (『悪魔のささやき』)。 ▼悪魔が人の心にささやく。 そのささやきを押しつぶす力は、 悲しいながら強くない。 加賀氏は、 その力を 「波打ち際につくられた砂の城さながらにもろい」 という。 高波が押し寄せれば、 もろくも崩れ、 犯罪に手を染める。 事件報道で、 容疑者の周囲にいた人がしばしば 「まさかあの人が」 と驚いているのも不可解なことではない。 ▼加賀氏は、 悪魔のささやきは、 気に作用されるともいう。 殺伐とした気にふれていると、 人の心の奥底にひそむ悪を呼び起こす危険が高まる。 気には、 社会全体をおおう気のほかに、 組織にはびこる気もあるだろう。 ▼心理学者の河合隼雄氏は 「犯罪はその社会の影の部分であり、 影の側から見た社会の姿を露呈する働きを持っている」 という。 犯罪は、 社会のありさまを映しだす鏡である。 ある組織で逸脱行動が多発するとき、 それはその組織の写し絵となる。 ▼丹波市でまたもや不祥事が起きた。 悪魔がささやきやすいような気が組織になかったか、 十分に検証してほしい。(Y)