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切り抜き詳細

発行日時
2014-11-2 8:51
見出し
外壁に丹波焼3000枚 極力薄くし軽量化
リンクURL
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記事詳細
 丹波焼窯元の市野清治さん (57) =丹泉窯、 篠山市今田町上立杭=が製作した丹波焼の陶板を外壁のタイルとして3000枚使用した住宅がこのほど、 伊丹市に完成。 市野さんが丹精した手作りの陶板が、 木造2階建ての建物の外観を落ち着いた雰囲気で彩っている。  住宅の設計・監理・施工を手掛けたのは、 一級建築士事務所 「HUS DESIGN (フース デザイン)」 (大阪府吹田市、 山田紘明・代表取締役)。 「地産地消の家づくり」 に取り組んでいる山田さんは、 「手間が掛かっても、 つくり手を感じることができる家づくりがしたい」 との思いから、 日本六古窯の一つの丹波焼に着目した。  陶板の1枚当たりのサイズは、 縦4・5㌢、 横23㌢、 厚み8㍉。 今年6月に注文を受けた市野さんは、 山田さんらと検討を重ねながら、 ▽白色の釉薬を全面に施したもの▽白色の釉薬が垂れたような表情のあるもの▽白色の釉薬を刷毛で引いて、 下地の赤土を見せたもの―と、 白色釉薬の施し方に変化を加えた3種類を作った。  外壁のタイルとして使用するため、 重くならないよう厚みを極力薄くして製作した。 天日干しなどで急速に乾燥させるとひずみが生じるため、 大量の陶板は室内に並べてゆっくりと乾燥させた。 釉薬を施した陶板はガス窯で7、 8回に分けて焼き上げたという。  市野さんは 「最初は陶板を外壁に使ってうまくいくのか心配したが、 完成した家を見ると、 とても美しく仕上がっていて驚いた」 と話し、 「丹波焼をこんなふうに活用してくれる建築家がいるなんてうれしい限り。 こういう丹波焼の活用方法もあるということが一般の人の間にも広がっていけば」 と期待している。