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切り抜き詳細
発行日時
2014-10-30 9:01
見出し
元サッカー日本代表の話
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4024
記事詳細
日本サッカー協会が主催する 「こころのプロジェクト」 が中央小学校で開かれ、 取材した。 講師を務めたのは、 元サッカー日本代表の波戸康広さん。 自身が歩んだ道などを児童に語りかけた。 波戸さんは、 南あわじ市の出身。 トルシエ監督のころに代表に選ばれた、 輝かしい人だなぁという認識を持っていたが、 中学生のころに 「いじめ」 にあったそうで、 いささか驚いた。 1年生ながら、 3年生も出場する試合に出たことに 「ねたみ」 を持たれたのがきっかけだったという。 校舎の片隅で一人トレーニングをしていたとき、 帰宅部の友人から 「手伝うよ」 と声をかけられ、 「俺としゃべると、 お前もいじめられるぞ」 と返したところ、 「俺は手伝いたいんだ」 ときっぱり言われたそうだ。 「涙が出るほどうれしかった」 と振り返った波戸さんは、 この友人から勇気をもらった、 と話していた。 いじめ、 けがなどを乗り越えてサッカー選手になった波戸さん。 どんなに努力しても、 成功できるとは限らない。 でも 「成長」 は必ずできる。 そう話す波戸さんの言葉が、 児童たちの胸にいつまでも残ってほしいと思った。(田畑知也)