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切り抜き詳細
発行日時
2014-10-29 8:53
見出し
丹波市職員ら2人逮捕 入札情報漏らした疑い 消防車購入
リンクURL
http://tanba.jp/modules/flash/index.php?page=article&storyid=95
記事詳細
丹波市の消防自動車購入をめぐり、 県警捜査2課は10月28日、 同市消防本部係長の松尾恒伸容疑者 (47) と三田市の消防車販売会社 「モリタ」 社員の水本裕二容疑者 (35) を、 公契約関係入札妨害などの容疑で逮捕した。 調べによると、 昨年8月下旬、 丹波市発注の化学消防ポンプ自動車の入札 (10社参加) に関し、 松尾容疑者が水本容疑者に実施設計額を教え、 同社大阪支店 (大阪市) に落札させた疑い。 落札価格は5350万円だった。 2人は大筋で容疑を認めているという。 同課は同日、 容疑者の自宅などを捜索した。これまで化学ポンプ車積載用ボンベ購入の不正事務を市議会百条委員会や第三者委員会が調べていたが、別件で逮捕者が出た。 松尾容疑者は消防車両の購入に関し、 担当者が積算した設計書に対し、 指導、 修正する立場にあるが、 今回の入札事務にどう関わったか、 市は把握していない。 同本部によると、 同消防本部が保有している消防ポンプ自動車、 化学消防ポンプ自動車、 救助工作車の3台は、 2009年から13年の間に導入、 更新しており、 いずれも同社から購入している。 今回、 問題となった化学消防ポンプ自動車には、 水に泡消火薬剤を混合し、 発泡した状態で放水できる 「CAFS」 という装備が付いており、 これは同社特有のものという。 今年1月に発覚したボンベ購入 (34万7000円) をめぐる不正入札事務で、 同容疑者は、 当時の副課長の指示を受け、 落札業者を差し替える不正事務に関与したことが明らかになっており、 市会百条委で、 副課長からパワハラを受けていたと証言している。 発覚当初の内部調査で、 ボンベ購入以外の入札関係業務で不正を行っていないかという問いに対し、 同容疑者は文書で 「ない」 と回答していた。