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切り抜き詳細

発行日時
2014-10-26 9:04
見出し
自閉症のアマ写真家が大山で個展 11月1日、ドキュメンタリー映画を上映
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記事詳細
 アマチュア写真家の米田祐二さん (23) =京都府八幡市=が、 玄米食カフェと古道具の店 「白椿」 (篠山市大山宮) で個展 「ぼくの宝もの」 を開いている。 自閉症のため、 言葉で表現するのは苦手だが、 「おもしろい」 「美しい」 「不思議」 などと感じたことを写真で表現。 米田さんは写真を通して、 自身の思いや考え、 感情を饒舌 (じょうぜつ) に伝えている。 31日まで。 開場時間は午前10時―午後6時。 火曜定休。  米田さんは、 養護学校小学部の高学年ごろから携帯電話のカメラで写真を撮り始め、 中学部3年生からデジタルカメラで本格的に撮影を開始。 高等部3年生のときにプロ写真家と出会ったのをきっかけに、 初めての写真展を開催。 好評を博し、 以後、 地元を中心に定期的に開き、 多数の作品賞も受賞している。  今回の個展では、 肌身離さず持ち歩いているというコンパクトデジタルカメラで、 「日記を書くようにして撮影した」 という約30点を展示している。 今月8日にあった皆既月食をはじめ、 夕日や夕焼け空、 首をかしげる野鳥、 戸口のすき間から顔をのぞかせる犬、 旅先の沖縄の海など、 何気ない一瞬を写したシーンでありながら、 来場者からは 「気持ちがほっこりする」「癒される」などと、 評判を呼んでいる。   「白椿」 を会場に、 看護師や教師、 弁護士らを対象に対人援助職セルフケア研修会などを定期的に開いている栗原紀代美さん (住吉台) が、 沖縄で開かれていた米田さんの写真展に感動。 「篠山の人にもぜひ見てもらいたい」 と篠山での個展開催をプロデュースした。  また、 昨年2月に米田さんが初めて母親のもとを離れ、 支援者と一緒に2泊3日の沖縄旅行に出かけたときの様子をビデオカメラで撮影し、 京都の家族への取材も交えたドキュメンタリー映画 「ぼくは写真で世界とつながる~米田祐二22歳」 (製作・著作・配給=マザーバード) を11月1日、丹南健康福祉センター (網掛) で上映する。 午前10時半、 午後3時、 午後6時半からの3回上映。上映時間は68分。入場料は1500円 (当日券は1800円。 障害者手帳または、 療育手帳所持者や65歳以上、 学生は1000円)。  問い合わせなどは、 栗原さん (090・1966・1312)。