HOME
お知らせ
日々のこと
家づくり
農耕生活
食べもん
モノづくり
暮らし
地域づくり・人づくり
丹波のニュース
管理者コラム
お問い合わせ
オンライン状況
9 人のユーザが現在オンラインです。 (7 人のユーザが 丹波のニュース を参照しています。)
パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で
1台あたり年317円!!
切り抜き詳細
発行日時
2014-10-5 8:55
見出し
「花子とアン」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4001
記事詳細
終了した朝ドラ 「花子とアン」 は、 生真面目なのであまり入れ込んで観なかったが、 花子の家の子犬が戦争に供出される場面はすごく印象に残った。 帰宅して 「テルがいない」 と悲しむ娘に、 花子は 「兵隊さんに 『お国のために働こう』 と誘われたの。 『僕行って来ます。 みどりちゃん達によろしく』 って目で話してたわ」 と告げる。 ▼無邪気なペットまで駆り出していたのかと驚いたが、 孫、 村岡恵理著 「あんのゆりかご 村岡花子の生涯」 によると、 やはり実話だった。 そのあと花子は担当のラジオ番組 「子供の新聞」 で、 活躍する軍用犬の名前を、 娘のために勝手に 「テル号」 と名付けて読み上げる。 ▼空襲激しい東京の自宅で灯火管制の下、敵性書を密かに翻訳し続けた 「赤毛のアン」。 風変わりだが活き活きとした孤児の女の子の話が、 価値観の一変した戦後、 6年間も陽の目を見なかったことも初めて知った。 ▼しかしたちまちベストセラーになったのは、 やはり女性の自我を見つめた原作者モンゴメリーの意思が読者の目を引いたためだろう。 女性の地位や権利について声高に主張するのでなく、 じんわり伝える力を備えている。 ▼それは、 激しさを内に秘めた花子やモンゴメリーの生き方にも通じるようだ。 女性の社会進出を標榜する安倍政権にじっくり読んでほしい。(E)