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切り抜き詳細

発行日時
2014-9-18 8:32
見出し
地域避難所の見直しを
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3982 地域避難所の見直しをへの外部リンク
記事詳細
 8・16丹波市豪雨災害から1カ月がたとうとする14日、 災害ボランティアを体験した。 センターで登録し、 10人のグループと一緒に派遣されたのは、 被害の大きかった市島町徳尾の谷上区公民館。 民家が優先されたのだろう。 まだ何も手がつけられていない状態だった。 過去に、 いきいきサロンの様子を取材させてもらった時のお年寄りの笑顔がよみがえってきた。  館内には山側から入ってきた大量の土砂が堆積。 長机やいす、 扇風機といった備品が埋まっているのが見える。 それを一つ掘り起こすだけで大粒の汗が噴き出す。 別の高校生グループとの計約30人で作業を進めたが、 ガラス戸周辺の泥を土のうに入れて外へ出し、 戸を外して風通しをよくしたところで1日が終わった。  これまで、 地域の公民館は、 災害発生時の避難所に位置付けられているところが多い。 谷上区公民館も道路からは一段高い所にあり、 その道路のそばに川が流れる。 洪水だけを想定したのならば最適地だが、 今回は裏山が崩れた。  今回の災害取材の中で、 氷上地域のある自治会長も同じようなことを言われていた。 山からの鉄砲水と土砂が、 集落内の道の上を川のように流れ始めた。 「『不安な人は公民館に避難を』 と呼びかけたものの、 公民館にも水が入り始め、 慌てて土のうを積んだ。 避難所と言えるのかと考えさせられた」 と。  同じ丹波市、 同じ旧町内でもピンポイントで雨量、 状況は異なり、 結局は集落、 隣保、 家族といった極小単位で判断せざるを得ない。 もう一度、 あふれそうな川、 崩れそうな急傾斜の位置を確かめた上で、 避難所を見直す取り組みが必要だ。(芦田安生)