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発行日時
2014-9-11 11:11
見出し
特別展「板谷波山展」 「重文」指定作品も展示
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記事詳細
 兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) で特別展 「没後50年 板谷波山(はざん)展」 が開かれている。 1953年、 陶芸家としては初めて文化勲章を受章し、 近代陶芸の巨匠といわれる波山の没後50年を記念して、 代表作約140点を中心に波山芸術の全貌を紹介している。 国指定重要文化財の花瓶も展示され、 来場者の目をひいている。 同展は、 昨年10月から全国4会場で開いている巡回展。 同美術館における巡回展は、 関西では唯一で、 最終の会場となる。 11月末まで。  波山は1872年、 茨城県の生まれ。 本名、 嘉七 (かしち)。 東京美術学校 (現・東京芸術大学) で木彫を学んだ後、 教員として赴任した石川県工業学校で本格的に陶磁の研究を始めた。 1903年、 東京・田端に窯を築き、 郷里の筑波山にちなんで 「波山」 と号し、 陶芸家としてスタートを切った。  19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に流行した、 曲線や非対称性を主としたアール・ヌーボー様式を取り入れ、 中国や日本の古典的なデザインと融合させた図案や文様を創出。 卓越した彫刻技術によって、 器の表面を繊細に彫り出し、 当時最新の釉薬や顔料の技術を駆使して色彩豊かに表現した。 なかでも 「葆光 (ほこう)」 と呼ばれる、 器の表面のつやを抑え、 薄絹のベールに包んだような幻想的な雰囲気の作品は、 波山独自の作風で、 日本近代の陶芸家の中で突出した存在感を示している。  今回出品されている高さ約51㌢、 胴径約40㌢の 「葆光彩磁珍果文花瓶 (ほこうさいじちんかもんかびん)」 (1917年作) は2002年に、 江戸時代以降の近代陶芸作品としては初の国指定重要文化財に指定されている。  月曜休館 (15日、 10月13日、 11月3、 24日は開館、 翌日休館)。 開館時間は、 10月末まで午前10時―午後7時、 11月から午後6時まで。 観覧料は一般1000円、 大学生800円、 高校生500円、 中学生以下無料。  同美術館学芸員が展示作品を解説するギャラリートークを20日、 10月25日、 11月29日に開く。 時間は午前11時から1時間程度。