HOME
お知らせ
日々のこと
家づくり
農耕生活
食べもん
モノづくり
暮らし
地域づくり・人づくり
丹波のニュース
管理者コラム
お問い合わせ
オンライン状況
16 人のユーザが現在オンラインです。 (15 人のユーザが 丹波のニュース を参照しています。)
パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で
1台あたり年317円!!
切り抜き詳細
発行日時
2014-9-4 10:46
見出し
がんばれ、前山!
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3955
記事詳細
S、 M、 Lサイズの白地に黒く 「がんばれ 前山」 と力強く書かれたTシャツが何枚も重なって置いてある。 その中からひとつ選んで着用した。 ここは物資配布などを行っている、 被害のひどかった前山地域のコミュニティセンターである。 今回の集中豪雨災害で被災された市島町の知人宅で、 何かできることはないかと前山地区を訪れた。 ここまで来る間でも、 道路は交通規制がかかっている所が数カ所あり、 自然災害の恐ろしさを初めて身近に感じていた。 その日集まったボランティア4人で、 泥かきの道具と共に知人宅まで車で3分ほど走る。 平穏な時ならば、 山を背負い、 目の前には川があり、 田んぼに囲まれた風光明媚な田園地帯であるが、 今、 目の前に広がる光景は、 山が流れ出して土砂に埋まりかけている集落だ。 泥をすくいながら、 ふと横を見ると、 車が積み上がり、 家を囲んだ土砂の中からバイクが出てくる。 山から流れ出してきた大きな岩が玄関のすぐ前でうずくまっている。 この岩が玄関に直撃していたらと考えると、 ゾッとする。 集落前の道にはユンボなどの重機が何台も唸りを上げて作業する中、 様々な人たちが活動している。 涼しい風を頬に感じて、 汗を拭き腰を伸ばしながら空を見上げると、 白雲の散る中に爽やかな秋の空が広がっている。 地上の出来事とは関係なく、 いつものように赤とんぼが空を舞う。 篠山でも1200カ所以上の土砂災害警戒区域があるという。 我が家も警戒区域に入っている。 決して人ごとではない。 (土性里花・グループPEN代表)