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切り抜き詳細
発行日時
2014-8-14 9:03
見出し
新旧住民で魅力再発見
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3940
記事詳細
篠山への移住者には、 輝いている人たちがいる。 たとえば―。 今年のデカンショ節歌詞コンテストで、 「丹波篠山霧芋召され味も良ければ力湧く」 がデカンショ節大賞に選ばれた。 作者は、 7年前に篠山に移り住んだという76歳の松葉久喜さん。 受賞式で、 「(山の芋の別名の) 霧芋は素敵な名前。 この名前を広げたい」 と話したあと、 山の芋をお好み焼きに混ぜていることや、 ぼたん鍋に角切りの山の芋を浮かべていることなど、 篠山の魅力をたくさん語った。 2年前に篠山に移り住み、 篠山の法人で地域資源を生かした観光事業を手掛けている藤井照雄さん。 亀岡市から福住までの 「篠山街道」 は 「古い町並みと田園地帯、 里山が連続して続き、 とても魅力的な街道」 として今月下旬に実施する宿場町巡りを企画した。 移動時間も楽しんでもらおうと、 路線バスと徒歩で旅程を計画した。 3年前、 篠山に移り住み、 食や手作りを通した交流拠点を構え、 地域の高齢者サロンとしても活用している加古佳与子さん。 40年以上も空き家だった古民家を改修し、 最後に住んでいた人の名前を交流拠点の愛称にした。 地元でとれた黒豆の良さを広めたいと、 地元の女性たちと黒豆きなこをまぶした揚げパンを考案。 デカンショ祭で販売する。 篠山に移住した人たちは、 その魅力にひかれて移り住んだ。 篠山を外から客観視して魅力を見つけた。 長年住み続けると、 地元の魅力は見つけにくい。 でも、 山の芋、 街道の町並み、 黒豆など、 その魅力は地元の人たちによって培われたもの。 地元の人と移住者が手を組むことで、 新たな魅力が生まれる。 (坂井謙介)