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発行日時
2014-8-14 8:59
見出し
航海時代
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3938 航海時代への外部リンク
記事詳細
 結婚して22年になるが、 何の拍子だったか母から、 「夫婦は、 20代は愛情、 30代は我慢、 40代は忍耐、 50代は諦め、 60代は感謝」 と教わったことがある。 22年の間には (正直言うと今でもほんのほんの時たま)、 夫に 「こんの○○オヤジ!!」 と心の中で毒づく時もあった (内緒ですが…)。  先日、 愛情表現が下手で無愛想で頑固な夫が出てくる 「アンコール」 というイギリス映画を観た。 そんな夫だけど、 癌を患って余命幾ばくかの妻だけはいつもどんな時でも夫を信じ、 愛している。 人前では、 愛想も何もない男が2人きりになると、 妻に本音をポロリと吐いたりする。 そんな劇中で妻が夫に向けて 「トゥルー・カラーズ」 という歌を捧げる場面がある。   「私だけはあなたの本当の姿を知っているの。 笑って。 暗い顔をしていないで笑って。 あなたの心は輝いているのだから。 そんなあなたが私は大好きなのよ」  いつも苦虫を噛み潰したような顔をしているニコリともしない夫に心からの愛をこめて、 大勢見ている中で、 彼だけを見て彼だけに歌い上げるのである。 私はその場面で感動してしまって、 自分ではなかなか認めたがらないが、 れっきとした日本男児のわが夫と重なって重なってしょうがなかった。 結婚て、 本当、 面倒くさいけど素晴らしい。  でもね、 油断してはいけません。 先人たちはこうも言っています。 「結婚…いかなる羅針盤も、 かつて航路も発見したことがない荒海」 (ハイネ/ドイツ) はい、 その通りです。 (土性里花・グループPEN代表)