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発行日時
2014-8-14 8:47
見出し
城東グラウンド整備に市民ら賛否 公開ミーティングに26人
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 篠山市立城東グラウンドを市の公式軟式野球場にも使えるグラウンドに改修整備する計画について、 市と市民が意見交換を行う 「公開ミーティング」 が8月9日、 城東公民館で開かれた。 市民26人が参加し、 意見交換を行ったが、 うち24人が野球関係者や地元住民などで大勢が賛成意見。 否定的な意見を述べた一般市民は1人にとどまった。 市長は20日に方針を公表する予定。  軟式野球協会の神山一郎理事長が、 「将来ある少年野球の選手たちにとって、 少しでも整った球場が必要。 市長の勇気ある決断をお願いしたい」 と話したほか、 野球関係者からは、 「ボールが生きている間にどのようにプレーするかが野球の醍醐味だが、 現状はボールが場外に出てプレーが止まる。 城東や今田のグラウンドに他地域のチームを招いた時に 『こんなところでするのか』 と言われることもある」 「年間40日間300試合ほどやっている。 行政が提案、 議会も賛成している中で事業が白紙になり、 今まで辛抱してきた人の身にもなってほしいと思っていた。 助成金も次はないのではないか。 この機を逃したら改修できない。 身の丈にあった改修を」 などの声が上がった。  また少年野球の保護者らは、 「三田のスタジアムで試合があると、 子どもたちは喜んでいる。 保護者としては、 地元で試合があるからがんばろうと思ってほしい。 財政がどれだけ厳しいかはわからないが、 子どもたち、 大人の愛好家の方、 保護者のためにも改修をお願いする」 と述べた。  一方、 反対意見を述べた市民は、 「野球関係者の人がたくさんおられて言いにくいが」 と前置きし、 「整備自体は賛成するが、 公債費が県内ワーストになっている今の状況で、 なぜ焦って作る必要があるのか。 また議会が承認する前に篠山再生計画推進委員会に計画を諮るべきだったのではないか」 と反論。 「今回の改修では硬式野球は使用できない。 身の丈にあった形でやるならば、 軟式野球関係者だけでなく、 硬式も市民もみんなが賛同できる方向で検討したほうがいいのでは」 と疑問を呈した。  酒井隆明市長は、 「再生委に早くかけるべきというのはおっしゃられるとおりで反省している」 とし、 「財政が好転したわけではないが、 再生計画に基づいて健全化は進んでいる。 財政が厳しいから何もできないという状況を長く続けることはできないし、 市民からも議会からも作ったらどうかという意見があり、 助成金も使ってなんとか改良してできる方法はないかと考えた」 と述べ、 「頂いた意見をまとめて、 この後どうするかを早いうちに決めていきたい」 と話した。 【城東グラウンド改修問題】同グラウンドを軟式の公式野球場として整備する計画。 市が当初計画していた内容では、 同グラウンドの水はけの悪さや野外トイレの老朽化、 フェンスの老朽化などを解消し、 階段状の観覧席を設けるもの。 多目的機能は維持する。 総事業費は1億1887万円で、 うちスポーツ振興くじ (toto) の助成金3933万円の内定を得ている。 今年3月議会で設計管理費が承認されたが、 5月に市民でつくる篠山再生計画推進委員会が、 投資的事業に適合しないと答申し、 市長が一旦計画を白紙に。 その後、 市は広報などで市民の意見を聴き、 今後の方針を打ち出すとしている。