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切り抜き詳細

発行日時
2014-8-7 10:41
見出し
きっと無理じゃない
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3933 きっと無理じゃないへの外部リンク
記事詳細
 我が子を含め子どもたちが発する言葉で嫌いなのが 「無理!」 だ。 一種の流行語のようなニュアンスがあるのは分かっているが、 「ほんまに無理やし」 と続けられると、 「無理とか言わんと、 とにかく一度やってみればよいのに」 と思う。 それも私自身がやるべき時にやってこなかった後悔から、 余計に子どもたちには自分の可能性を広げてほしいと願うからだ。  上久下小学校の3・4年生を対象に、 地元の体育振興会が主催する 「水泳教室」 を取材した。 もう30年以上は続いているという。 自分の命を守ることを目的にフォームの美しさや泳ぐ速さよりも、 どれだけ長く泳ぎ、 浮いていられるか―に重点を置いている。  日程3日目の最終日には、 教室の成果を試す記録会が行われた。 泳ぎ方が途中でクロールから平泳ぎにかわったり、 犬かきになってもよいというルール。 取材中に4年生の男子児童が1キロを泳いだ。 昨年の記録は39メートルだったという。 「今の5年生で、 3年生の時に17メートルだったのに4年生で1キロ泳いだ子がいて、 その子みたい泳げるようになりたいと思った」 と話してくれた。  貴重な地層があることで知られる川代渓谷を有する上久下地区。 昔から川で遊ぶ子どもたちが多かったのだろうと想像する。 おぼれそうになった時、 もしくはそうならないために自分の命をいかに守るかを伝えてきた地域力に感心した。 そして、 教室生の中から目標となる先輩のがんばりがあり、 それを見た後輩が、 次の年には 「自分も」 とがんばれたことがすばらしいと感じた。 この経験が自信になり、 きっと何事もやる前から 「無理!」 とは言わないだろう。(芦田安生)