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切り抜き詳細
発行日時
2014-8-7 10:37
見出し
夏、彼女から教わったこと
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3931
記事詳細
「Nさん、 今日の晩御飯なに?」 「えっ?紗也花ちゃん1年生やろ?主婦みたいやね」 「Tさん、 あんな、 学校でな」 「紗也花ちゃん、 こっちの方がたくさんあるし、 こっち採り」 と可愛い会話がゴニョゴニョと遠くで続いている。 これ、 初の夏休みの初アルバイト中の娘と、 摘み採りの手伝いに来て下さっているオバチャンたちとの会話。 聞くとは無しに聞こえてくる会話に思わず笑ってしまう。 数日前にあるカフェと一緒に畑でイベントをし、 ブルーベリーを一切食べない彼女もかなり楽しかったよう。 その尾を引いてか、 やたら畑に遊びに来るのでバイトする?と冗談で言うと、 本当に日除けの帽子を被って本格的にオバチャンたちと並んで摘み出した。 数日後に地元の川裾祭の小遣い稼ぎも兼ねてだったようだが、 親から見るとこれが結構良い勉強になったような気がする。 蒸し暑い中、 一粒ずつ摘み取る作業。 子どもにとって一カ所にジッと立つこと自体が結構大変。 完熟を見極めながらの手作業は集中力もいる。 量を取るのも時間がかかる。 そうやって頑張って摘んで下さっているオバチャンたちの凄さと、 暑さにへこたれない元気のよさ。 摘み取り園に来て下さったお客様の歓声と笑顔。 彼女がどんなことを感じ取ったかは分からないが、 きっと目に見えないものを心の中に蓄えてくれたのではないだろうか。 お祭の最中、 自分の財布を覗き、 手にしたお金が減っていくのを寂しそうに見た彼女の顔に、 なぜか涙が出そうになった。 (古谷暁子・ブルーベリー農家)