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切り抜き詳細

発行日時
2014-7-17 8:31
見出し
地域限定の特産物の魅力
リンクURL
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記事詳細
 篠山市の旧後川 (しつかわ) 小学校内のカフェで地元のお茶を使ったメニューが出されている。 カフェを運営するのは、 地元の女性たち。 自分たちで茶摘み、 手もみ、 乾燥など一連の製茶作業をしたお茶の粉を使って、 シフォンケーキやういろうなどの和洋菓子にしている。 お茶そのものも急須に入れて提供している。 同地区では、 それぞれの家庭でお茶を栽培していたが、 近年は高齢化でほとんど栽培する家庭はなくなった。 しかし、 同地区を訪れると、 まだまだお茶の風景が広がっている。 その伝統を守ろうと、 機会あるごとに子どもたちがお茶摘みを体験している。  一方、 地域で新しい特産物をつくろうとしている集落もある。 篠山市の真南条上集落では、 地元の営農組合が 「赤じゃが」 という、 表皮が赤く、 味が濃厚な品種を栽培している。 2009年、 神戸大学農学部と共同開発した品種で、 神戸のホテルやスーパーなどに出荷している。 この赤じゃがを使った加工商品としてアイスクリームを開発中。 女性を中心に試食を重ねながら、 商品化を進めている。 また、 同集落では手間がかからず、 耐病性がある加工用の梨も栽培しており、 ジャムの商品化も視野に入れている。  篠山の特産農産物は、 黒豆、 山の芋、 栗、 米などがあるが、 集落や地域に限定された農産物も魅力がある。 今後、 高齢化による担い手不足で、 生産量が減少するかもしれないが、 伝統を守ったり、 新特産物を開発するなどして、 地域の独自性を出すことが、 地域の誇りとなり、 地域外からは魅力に感じられるだろう。 地域ごとにその特産物を提供する食堂があれば、 さらにその魅力は増すと考える。 (坂井謙介)