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切り抜き詳細
発行日時
2014-7-6 8:18
見出し
若手大工2人が全国へ 「青年技能競技会」 篠山市の小林さん、園田さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=1063
記事詳細
このほど西脇市で開かれ、 兵庫県内の若手大工が伝統技術を駆使して腕を競った大会 「青年技能競技会」 (県土建一般労働組合主催) に出場した小林俊文さん (35) =黒田、 小林工務店=が見事、 優勝、 園田雄一さん (31) =油井、 園田工務店=が3位に輝き、 そろって9月に東京都で行われる全国大会への出場を決めた。 上位3人のみに与えられる全国出場権を篠山の2人が占めるのは昨年に続いて2度目。 互いに切磋琢磨する常勝タッグは、 「全国でも上位入賞を」 と意気込んでいる。 大会は満35歳以下の若手大工が対象。 「四方転び踏み台」 という木製の脚立をつくり上げるのが課題で、 原寸図作製から木材の削り、 墨付け、 組み立てまでを6時間以内で行う。 さしがねを使った規矩(きく)術を駆使し、 機械を使わない伝統的な大工技術と時間内に仕上げる集中力が試される。 全国大会には47都道府県から約80人が参加する。 小林さんは、 2009年にベスト16入りを果たした後、 12年、 13年にも出場し、 今回で4回目。 園田さんは昨年に続いて2回目の全国になる。 小林さんは中学卒業後、 小倉工務店 (後川上) に弟子入りし、 住み込みで修業。 園田さんは専門学校卒業後に実家の工務店に入り、 腕を磨いてきた。 長年、 大会に出場し続け、 互いに大工としての成長を間近で見てきた2人。 ともに結婚をして家庭も持ち、 人間的にも変化した。 小林さんが園田さんのことを、 「こつこつ練習ができる人」 と言えば、 園田さんは、 「作品を仕上げた後の雰囲気がすごい」 と称えあう。 年齢制限に達し、 今回の出場が最後のチャンスになる小林さんは、 「悔いの残らないようにやりたい。 力まずに挑んで、 6位以上を狙う」 と気合。 園田さんは、 「ここ1、 2年でレベルが上がっていると実感している。 年齢制限までに上位に食い込みたい」 と意気込む。 兵庫県土建一般労働組合篠山支部の源信司支部長 (65) は、 「篠山から2人も全国に行き、 支部としてとても鼻が高い」 と喜び、 「伝統的な技術を用いる現場は減ってきているが、 きっと身についたものが役に立つ」 と若手の背中を押す。 全国大会経験者で、 技能国家検定合格者を多数輩出するなど、 2人も含めた後進の育成に取り組んでいる西家幸男さん (42) は、 「ここまで来たら、 『行って良かった』 ではなくて、 欲を持って上を目指してほしい」 とエールを送っている。