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切り抜き詳細
発行日時
2014-7-3 16:58
見出し
ある活動
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3898
記事詳細
緑深き山の中に朗々と響く読経の声。 生き物たちの気配に満ちた山寺で、 野山に向かって用意された祭壇。 太いローソクから、 天へと伸びる炎と煙。 参列者が手にすり込んだ塗香がほのかに香り、 むっとする草いきれと混じりあう。 水無月の梅雨晴れの中、 行われた慰霊祭に参列した。 この慰霊祭は 「特定非営利活動法人 大山捕獲隊」 が行ったものだ。 但し、 慰められるのは逝き人の御霊ではなく 「アライグマ」 のそれである。 彼ら、 大山捕獲隊の活動は、 狂い始めている野外の生態系を護るため、 「特定外来生物 (アライグマ) の排除」 をすすめることだ。 その活動の中で、 図らずも対象となった 「アライグマ」 のための慰霊祭なのである。 ペットとして飼われ、 飼いきれずに山野に放獣されたアライグマ。 自然界に大きなダメージを与えたのは、 他でもない私たち人間である。 大山捕獲隊は、 私たち人間が行ってきた行為を省みて、 自然界の実情を鑑み 「安全・安心な地域づくりは人任せにしない!!」 を合言葉に、 弊害となる諸物 (特定外来生物等) を、 地域住民の人たちと協働・連携して排除するという活動を根幹としてきた。 参列者には、 活動に関わっている猟師、 学術的な専門家、 自治会、 行政、 新聞記者など、 多方面からこの活動を支援している方たちが参列していた。 人任せにせず、 かつての自然界を取り戻すため、 またやりなおせると信じて、 日々真剣に向き合っている人たちがいる。 彼らの活動を知ってほしい。 (土性里花・グループPEN代表)