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切り抜き詳細
発行日時
2014-7-3 16:56
見出し
労災事故ゼロで金賞 17年、4750日「社員意識の成果」 細見鉄工
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8111
記事詳細
精密金属製品製造業、 細見鉄工 (丹波市氷上町横田、 谷口浩平社長、 36人) が、 中央労働災害防止協会の 「無災害金賞」 を受賞した。 足掛け17年、 4750日労災事故ゼロを達成した。 金賞より上の賞はなく、 同社は、 地道な取り組みの積み重ねで最高賞までたどりついたことを喜んでいる。 4月5日に 「4750日」 に到達し、 このほど表彰状などが手元に届いた。 業種と社員数によって表彰に必要な日数が異なり、 同社は、 2007年5月12日に無災害2850日で銅賞、 12年8月24日に同4300日で銀賞を達成した。 2006年に社内に安全衛生委員会を設置した際、 無災害記録 (不休業災害) の表彰制度があることを知った。 さかのぼって申請ができたことから、 谷口社長が就任した1997年1月7日を起点にした。 自主的な取り組みとして、 安全衛生管理計画表を作成。 9の重点施策に基づき、 「委員会によるパトロールの実施」 「ヒヤリハット体験スピーチの実施」 「機械レイアウト、 通路スペースの改善」 など26の実施計画を決め、 項目ごとに目標と担当者、 実施時期を盛り込み、 進捗を管理するなど、 社内全部門で取り組みが行われている。 田中秀明工場長 (32) は、 「当初は、 社員にけががないことが、 意味があることとの意識がなかったが、 表彰を受け、 無災害を続けることが意義あることだと社員が思うようになった」 と言い、 「賞という目標はなくなったが、 今後は、 『赤ちん労災』 と言われるような、 ちょっとしたけがもないようにしていきたい」 と抱負。 谷口社長 (75) は、 「一人ひとりの意識の成果。 若い社員にとっては、 生まれた頃から記録が続いているようなもので、 本当に大したもの」 と喜んでいた。