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切り抜き詳細

発行日時
2014-6-22 8:27
見出し
困難をプラスに生かす 自分史を発刊 自分史を発刊
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8081 困難をプラスに生かす 自分史を発刊 自分史を発刊への外部リンク
記事詳細
 ギフトと葬祭業の 「キクヤ株式会社」 (本部・篠山市網掛) の社長をこのほど退任し、 会長に就任した遠山満さん (63) =篠山市南新町=が、 自分史 「だから良かった」 (丹波新聞社印刷) を発行した=写真。 中学校卒業で社会に出て、 会社をおこし、 成長させた遠山さん。 「社員に創業の精神を伝えるとともに、 丹波地方の若者たちに参考になるところがあればうれしいと思い、 本にしました」 と話している。  同市福住に生まれ、 福住中学校を卒業後、 「やがては社長になる」 との志を胸に京都市の自動車整備会社に入社した。 両親の願いもあって帰郷し、 自動車の営業所で勤務。 販売の仕事に懸命に打ち込んだが、 社長になる夢をかなえるため退社し、 スポーツ店を開業。 その後、 ギフト業を始め、 葬祭業にも乗り出した。  自分史にはさまざまなエピソードを載せた。 小学生のころ、 子ども用の自転車がほしく、 新聞や牛乳、 乳酸菌飲料を配達。 夜、 集金にも回ったが、 代金が1回でもらえないことがたびたびあり、 この苦い経験がのちの商売に生かされたという。  ギフト業でのエピソードも多彩。 出産の内祝いの商談にお客の家に行くと、 赤ん坊の命が危なくなったことを知らされ、 家を後にした。 赤ん坊を助けたいと、 神社で御守りをいただき、 届けた。 数日後、 子どもの回復を知り、 喜びがこみあげたという。  タイトルの 「だから良かった」 は、 困難はプラスに生かすことができるという考えを表わしたもの。 たとえば、 遠山さんの両親は身体障がい者であったことから、 親を楽にしてあげたいという思いが人一倍強くなり、 「だから良かった」 としている。  希望者には無料で進呈する。 ただし数には限りがある。 キクヤ (079・594・2535)。