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切り抜き詳細
発行日時
2014-6-12 10:00
見出し
縄文土器を原寸再現 福島出土集め復元 篠山のギャラリーで展示
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8030
記事詳細
青垣町口塩久に陶芸窯を持つ酒井則行さん (67) =守口市=が、 自作した福島県出土の縄文土器を集めた作品展 「忘れない福島」 を、 ギャラリー喫茶森の時計 (篠山市本郷、 079・592・0336、 月、 火曜休み) で開いている。 出土現場まで見学に出かけるなどして、 原寸大で再現したもの。 「多くの人に見てもらい、 興味を持ってもらえれば」 と話している。 酒井さんは元小学校の教師。 15年ほど前から陶芸を楽しんでおり、 習い始めてしばらくして新潟県で見つかった火焔 (かえん) 型土器に魅せられた。 昔の人のように自分にも作れないだろうかと、 手探りで再現に取り組んで以来、 縄文土器や縄文時代に興味を持ち、 10年以上、 土器や土偶作りに取り組んでいる。 両親が、 合掌造りの集落が世界遺産となり、 縄文土器や石器が多く出土している五箇山 (富山県南砺市) 出身という縁もあり、 2011年には研究成果を自費出版もした。 今回の展示では、 東日本大震災、 原発の影響で今も多くの被災者が避難生活を強いられている福島に焦点をあてた。 現地を2度、 土器の取材で訪れた。 天栄村、 郡山市、 楢葉町、 飯館村らで出土した壺や甕 (かめ) などを、 写真を見たり、 インターネットで公開されているデータを元に再現。 門真市で作陶し、 青垣に運んで焼成した。 展示作品の1つ、 磐梯町で見つかった高さ41・9センチの土器は、 新潟に近いこともあり、 火焔型との折衷が感じられる様式になっているという。 「現代人の方が進化、 進歩していると思いがちだが、 何もない時代にここまで考えて作ったのか、 という驚き、 感動がある」 と土器制作の魅力を語り、 「福島は人間が汚してしまった。 私にできることは土器の復元を通して福島の悲劇を忘れないように伝えること」 と話している。 酒井さんの妻、 八重子さんも静物の水彩画10点を展示している。