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切り抜き詳細

発行日時
2014-6-12 9:52
見出し
40時間かけ250キロ完走「山口100萩往還マラニック大会」 多紀ランナーズ所属・川原章義さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1985 40時間かけ250キロ完走「山口100萩往還マラニック大会」 多紀ランナーズ所属・川原章義さんへの外部リンク
記事詳細
 篠山市の陸上競技チーム 「多紀ランナーズ」 の川原章義さん (34) =神戸市北区=がこのほど、 山口市香山公園を発着点とする 「山口100萩往還マラニック大会」 の250キロの部で完走した。 505人が出走。 制限時間の48時間以内にゴールした 「完踏率」 は57・8%だった。 さらに川原さんは、 わずか2週間後の77キロマラソンでも完走した。 写真・250キロを完走し喜ぶ川原章義さん=山口県で  マラニック大会でのタイムは40時間45分50秒。 午後6時にスタートし、 翌々日の午前10時頃にゴールした。 途中、 エイドステーションで食事をすることができ、 仮眠は30分を2回とっただけだった。  15年前の同大会で、 当時44歳で完走した田中光男さん (今田町上立杭) と駅伝大会をきっかけに親しくなり、 同大会の存在を知った。 川原さんにとって最長距離の大会で 「挑戦してみようと」 と決心。 田中さんからアドバイスをもらい、 リュックサックを背負って、 夜はヘッドライトと懐中電灯をともしながら走った。   「とにかく眠たかった。 足が痛すぎて、 なぜこんなことをしているのだろうか」 と何度も思ったと言い、 両足の裏全体が水膨れし、 「地獄だった」 と振り返る。 ゴールしてからは下半身の筋肉を使い過ぎて立てなくなり、 自宅まで車で送ってもらった。 「今までの大会で一番つらかった。 ゴールした瞬間はやっと終わったという感じ。 でも、 1週間後には苦しいことをすぐ忘れた」 と話す。  右の太ももの肉離れ、 足先の骨の痛みなどで 「体がボロボロ状態」 の中、 「せっかく申し込んだし、 もったいない」 と、 2週間後に福井県小浜市―京都市左京区間を走る 「鯖街道ウルトラマラソン大会」 (77キロ) に出場。 制限時間12時間以内の11時間17分48秒で完走した。 「鯖街道は山や琵琶湖の景色が良かった。 体調を良くしてまた走りたい」 と話した。  川原さんは大学のころから篠山ABCマラソンに出場。 篠山の走りやすい環境にあこがれ、 2008年に郡家に 「かわはら鍼灸整骨院」 を開業。 翌年、 多紀ランナーズに入部した。 12、 13年、 谷川真理さんプロデュースの 「プーマランニングクラブ神戸」 のコーチを務めた。 ABCマラソンでは11年、 陸連登録の部4位が最高。 「これからはフルマラソンに力を入れたい。 2時間半を切り、 県郡市区駅伝で3部入りを目指す」 と話している。