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切り抜き詳細
発行日時
2014-5-25 8:43
見出し
九尺藤
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3861
記事詳細
桜から牡丹、 そして藤の花へと季節はめまぐるしく過ぎる。 気がつけば母の日も過ぎ、 カーネーションやナデシコの寄せ植えも少し枯れはじめた。 さらに薔薇が満開、 その次は百合。 花を追いかけている内に、 今年もはや半分過ぎてしまう。 今月の帰省の折り、 初めて市島町の白毫寺の九尺藤を見に出かけた。 寺の裏の広場と山裾に、 それは見事な藤棚が連なっている。 甘い香りが漂い、 みんな藤棚の下でうっとりと藤を見上げている。 九尺藤というのは品種の名前で、 実際は五尺 (約百五十センチメートル) ぐらいが最長とか。 平日だったが、 大阪ナンバーの観光バスが次々とやってくる。 乗客は大体が六十代の半ば過ぎという年代。 この日は旧暦の花祭りで、 境内には甘茶仏が藤や牡丹で飾られている。 その傍にはぽっくり地蔵さん。 参拝客は、 懐かしそうに甘茶を頂いては、 ぽっくり地蔵にお参りしている。 藤棚の下にはベンチや腰掛がたくさん置いてある。 寝転がって写真を撮っている。 どんな風に見えるのか、 少ししゃがんで見たりもした。 十年程前、 両親が孫に連れられて此処を訪れた。 父にとっての最後の外出だったようだ。 広場には、 飲食店やみやげ店も出ていた。 丹波の鹿の角で作ったキーホルダーが、 ずいぶん安価で売られていたので、 夫の土産に買った。 この寺は天台宗の古刹で本山は比叡山延暦寺。 庭園内の池とか背後の鬱蒼とした杉山など、 藤のない季節でもなかなか風情がありそうだ。 あとどれだけ見て廻れるか分からないが、 出来るだけ故郷丹波を、 この目で確かめておきたいと思う。