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切り抜き詳細
発行日時
2014-5-25 8:38
見出し
能楽師 氷上へ移住 大倉流小鼓方の上田敦史さん 秋に講座開講予定
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=1050
記事詳細
阪神間を中心に演奏活動を展開している能楽大倉流小鼓方の上田敦史さん (40) がこのほど、 大阪府豊中市から氷上町石生に移住した。 「ご縁に任せて移住したが、 この土地と人から良い 『気』 をもらっており、 能を演じる上でプラスの影響が出ている」 と言い、 秋には丹波新聞社で、 演奏の仕方を楽しく教える初心者向けの 「小鼓講座」 を開く予定。 「より多くの人に能の魅力や醍醐味を伝えたい」 と話している。 丹波への移住は、 昨年、 農家レストラン 「三心五観」 (春日町下三井庄、 藤本傑士さん経営) で食事をした際、 藤本さんと食や能楽の歴史について語り合ったのがきっかけ。 食生活法の一つ 「マクロビオティック」 を学ぶなど、 現代社会の 「食」 のあり方に疑問を持っていた上田さんは、 藤本さんの 「食」 への取り組みに感銘を受けた。 後日、 同レストラン近くの田んぼで、 「農」 と 「能」 をコラボさせたイベント 「農ライフ能ミュージック」 を開催するなど、 交流を深めた。 「良い舞台を務めるためには、 普段の生活の中で、 舞台に向かう 『気』 を養うことが大切。 また、 家族のために、 自分で安全な作物を育てたいという思いもあった」 と、 「半農半能」 を志し移住を決意。 「丹波から阪神間に移動する時間は、 自分だけの大切な時間。 舞台に向けて気持ちを集中させる良い時間になっている」 という。 上田さんは和歌山県生まれ。 能楽太鼓方の悟さん (65) の次男として、 幼い頃から能の子役である 「子方」 として舞台に立った。 高校生のときから、 大倉流16世宗家、 大倉源次郎さんに小鼓の手ほどきを受け、 高校卒業後に正式に入門、 10年間内弟子修業をした。 小鼓方としての初舞台は、 18歳のとき、 篠山市の春日神社で元日に行われた 「翁神事」 で、 脇鼓を担当した。 以来、 毎年、 翁神事の舞台に立っており、 「この舞台に立つと、 新年を迎えたと実感する」 と語る。 独立後は、 大阪や京都などで稽古場を開いたほか、 全国各地の舞台に出演。 海外公演も数多くこなしている。 3年前には、 兄で太鼓方の慎也さん (42) らと能楽ユニット 「鼓舞志座 (こぶしざ)」 を立ち上げ、 演奏を通して 「能」 の魅力を伝えている。 さまざまなロケーションで能舞台をプロデ ュースしている。 上田さんは 「中学生のときにも、 篠山市を訪れたことがあり、 丹波は昔から縁がある土地だと思う。 今後は丹波でも能舞台を楽しんでもらう機会をつくりたい。 気軽に声をかけてもらえればうれしい」 と話している。