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切り抜き詳細

発行日時
2014-5-22 10:49
見出し
弥生時代のタコ壺と判明 篠山市下筱見の細見さん宅
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=7951 弥生時代のタコ壺と判明 篠山市下筱見の細見さん宅への外部リンク
記事詳細
 篠山市下筱見の細見和美さん宅にあった、 つぼが弥生時代と古墳時代のタコつぼであったことがわかり、 「そんなに古いものだったとは」 と驚いている。  タコつぼは、 大阪市の地下鉄工事に携わっていた、 義父の故・杉田昇一さんが戦前、 工事中に拾ったもので、 何かも分からずに大切に保管していた。 10年ほど前に杉田さんが亡くなり、 家を整理するときに 「大切にしていたものだから、 飾っておこう」 と3つのつぼを自宅に飾っていた。  その後、 何であるかを突き止めようと、 人と自然の博物館 (三田市) に相談。 紹介された県立考古博物館 (播磨町) の学芸員の藤田淳 (きよし) さん (丹波市山南町出身) に見てもらい、 弥生時代と古墳時代のイイダコのつぼと、 江戸時代の 「塩壺」 であることがわかった。 藤田さんは 「博物館にも100個ほどあり、 たくさん出土しているが、 状態が良く、 弥生と古墳の両時代のタコつぼの変遷が良く分かる」 と話している。  タコつぼと判明した後、 細見さんはこのほど、 近くの村雲小学校に教材として貸し出した。 今後は市教育委員会と相談しながら、 「どこかで展示できれば」 と話している。