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切り抜き詳細

発行日時
2014-5-18 8:30
見出し
ひょうごの“匠”認定 板金の後継者を育成 春日の畑さん
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http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=1045 ひょうごの“匠”認定 板金の後継者を育成 春日の畑さんへの外部リンク
記事詳細
 優れた技能を持ち、 後継者育成に熱心な技術者を対象にした県の 「ひょうごの匠」 に建築板金職種に、 畑力さん (64) =丹波市春日町下三井庄=が認定された。 今年度の認定は、 畑さんを含む県内の13業種26人。 畑さんは、 「これからも精進して仕事に取り組みたい」 と話している。  畑さんは高校卒業後、 県職業訓練校の板金科で学んだ。 大阪で劇団などに所属して俳優をめざしたこともあったが、 26歳で福知山市の板金業社に就職。 6年間修業し、 32歳で 「畑力工作所」 を立ち上げた。  住宅や工場などでの施工に加え、 独立後は社寺も請け負うように。 神戸市の湊川神社や生田神社の本殿の屋根の銅板葺き替え工事を専門業者とともに行った。  数年前、 銅板で 「折り鶴」 を作る講習に参加した。 若者にもっと板金業に興味を持ってもらうには、 銅板製の折り鶴作りなど、 比較的簡単に板金に触れる機会をつくることが大事と思ったという。 現在は自身が所属する板金工業組合丹有支部のメンバーとともに、 銅板製折り鶴の作り方講習会を開いている。 「ゆくゆくは各地のイベントなどで披露し、 若者に板金業の面白さを伝えたい。 それが後継者育成につながれば」 と話している。  畑さんは 「社寺は誰でも簡単に手掛けられるものではないし、 後世まで残るのが板金業の魅力」 と話している。