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切り抜き詳細
発行日時
2014-4-24 8:45
見出し
名陶伝えて45周年・特別展「古丹波名品展」 篠山市・丹波古陶館
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=7867
記事詳細
大正時代から収集した丹波焼 「古丹波」 を公開している 「丹波古陶館」 (篠山市河原町) が5月で開館から45周年を迎える。 生活の中で800年間に渡って受け継がれてきた名陶を散逸させず、 保存し続けてきた同館。 3代目館長を務める中西薫さん (54) は、 「数百年に渡って使い続けられてきた古丹波。 近年は使い捨ての文化になっているが、 陶器を通して、 人から人へと伝え、 使い続ける日本のすばらしさを次世代に紹介していければ」 と話している。 同館は、 1969年 (昭和44) にオープン。 中西さんの祖父、 幸一さんと妻のみつゑさんが二人三脚で収集してきた古丹波の数々を展示してきた。 謡曲を学んでいた幸一さんは、 地域に残された民芸に関心を持ち、 若い頃から丹波焼に着目。 丹波一円の民家を訪れては、 生活で使われてきた古丹波を収集してきた。 暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品に美を見出す 「民藝運動」 を起こした思想家、 柳宗悦らとも交流し、 柳が名著 「丹波の古陶」 を記すきっかけにもなった。 「古丹波の保存、 研究、 普及を通して地域社会に貢献する」 という理念を掲げ、 収集した名品を展示する同館を開館させた1カ月後、 情熱を傾けた施設の完成を見届けたかのように幸一さんが逝去。 その後、 息子の通さんが35年間に渡って2代目を務め、 11年前からは薫さんが引き継いだ。 同館に所蔵されている 「古丹波コレクション312点」 は73年に県の指定文化財にも選ばれている。 「幼いころから祖父や祖母に民芸のすばらしさを教えてもらった」 と振り返る中西さん。 「45周年という節目を機に原点に立ち返り、 先代たちがかかわってきた民藝運動にあらためて取り組めたら」 と言い、 「その土地の風土が詰め込まれた陶器がいろいろなことを私たちに教えてくれる。 そこから地域の魅力を発信し、 都会から訪れた人にも篠山に住んでみたいなと思ってもらえたら」 と話している。 45周年に合わせ、 6月22日まで特別展 「古丹波名品展」 を開催中。 5月3日午後1時半からは、 大阪大学大学院教授の藤田治彦さんを招き、 日本とイギリスの民藝運動を紹介する講演会を、 4日午後1時半からは中西さんが古丹波とその魅力について語る。 問い合わせは、 同館 (079・552・2524)。