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切り抜き詳細

発行日時
2014-4-20 8:58
見出し
小さな困り事をカバー、見守りサポーター始動 高齢者や要介護者ら対象
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1923 小さな困り事をカバー、見守りサポーター始動 高齢者や要介護者ら対象への外部リンク
記事詳細
 篠山市は、登録された市民が高齢者などの自宅に出向き、掃除や片付けなど生活の一部を手助けする「篠山市見守り支援サポーター事業」をスタートさせた。 対象者は、 要介護者でなくても生活に不便がある人や、 認定度の低い人など。 介護保険制度ではカバーできない小さな困り事や、制度を利用したくてもできない人など、制度の狭間に置かれた市民をサポートしたい考えだ。 写真・見守り支援サポーター事業を啓発する市社会福祉協議会=篠山市網掛で  登録した依頼会員 (①65歳以上で援助が必要な人②40歳以上65歳未満の要介護認定者か同等の状態の人) が、 事業を受託した市社会福祉協議会内のサポートセンターを介して、 援助活動を依頼。 昨秋に同協議会が開いた養成講座を受講し、 市民10人が認定された 「サポート会員」 に内容を伝え、 依頼会員の自宅で作業を行ってもらう。  活動内容は、 掃除や片付け、 ごみ出し、 布団干し、 電球の交換などのほか、 手芸、 塗り絵などの手作業など、 介護保険サービスの訪問介護では対応できない簡易な作業。 依頼会員は1時間につき、 600円 (30分以内は300円) をサポート会員に支払うシステムだ。  援助が必要かどうか、 登録会員に認定するかどうかなどは、 センター内のアドバイザーが判断する。  今後、 登録会員を募りながら、 サポート会員との組み合わせなどを進めていく。  企画した市地域福祉課では、 同課で設けている相談窓口に訪れる人の意見で、 介護者の負担増が虐待につながるケースや、 独り暮らしの高齢者に対する細やかなサービスが少ない現状を認識。 また、 来年度に想定されている介護保険制度の改正でサービスを利用できなくなる人が出る可能性もあることから、 困りごとの受け皿の一つとして、 制度にこだわらないサポーター事業の必要性を実感したという。  事業を担当する同協議会は、 「本来ならば、 地域の助け合いでできるようなこと。 制度の導入を通して、 地域住民間の支え合いの再確認につながれば」 と話している。  サポート会員の養成講座は今年度も夏ごろに実施する予定。 登録や講座受講の問い合わせは、 同協議会 (079・590・1112)。