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切り抜き詳細

発行日時
2013-12-8 8:35
見出し
子どもの尻尾
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3709 子どもの尻尾への外部リンク
記事詳細
 朝ドラのあと、 何となく惰性で 「あさイチ」 を見てしまう。 この日は俳優、 國村隼 (くにむらしょう) さんがゲスト。 最近出演した映画についてとか、 これまでの役者人生について語っていた。 初めて彼を見たのは、 七年前の朝ドラ 「芋たこなんきん」 で、 主役の藤山直美の夫役。 ハンサムではないけれど、 味があり、 そこはかとない男の色気も感じた。  この日の話で一番面白かったのは、 「子どもの尻尾」 という言葉。 近作映画について 「五十歳を前にしたおじさん三人が、 あることがあって何十年ぶりに故郷で再会したときに一気に高校球児に戻ってしまう。 それは僕のイメージだと 『おたまじゃくし』 です。 オタマジャクシは足が生えて尻尾はなくなってカエルになるはずなのに、 どこかに尻尾を、 つまり 『子どもの尻尾』 をしまい忘れてる。 僕の中にも尻尾は確実にあって、 その尻尾がないと役者ってできないと思う」 と話した。  役者だけでなく、 大人になっても、 誰もがどこかに、 子ども時代にこだわっていた物や、 友だちとの関係などを尻尾として残しているのではないだろうか。 というのも、 その数日前、 東京のミニクラス会へ行ってきた。 高校時代の同窓生が十四人、 東京駅の近くの店に集まった。 しばらくぶりの人もあるけれど、 喋ると途端に昔なじみの笑顔がこぼれる。 客観的に見れば充分に老人だし、 まだ闘病中の友もいる。 でも、 みんなの 「子どもの尻尾」 が、 時を超えて高校生、 中学生、 小学生にまで戻してくれたのだ。 「子どもの尻尾」 を大事にして、 また元気で会いたい。