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切り抜き詳細
発行日時
2013-12-8 8:34
見出し
互いの特産物で交流 城東小3年と小野市の小学校
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=7442
記事詳細
城東小学校 (塚本一男校長) の3年生19人が、 小野市の河合小学校と、 黒大豆と小麦という互いの特産物を通した交流プロジェクトに取り組んでいる。 4日には、 両校の児童がインターネットを利用したテレビ電話で“会談”。 特産の紹介を行いながら、 顔を合わせて親ぼくを深めた。 城東小では河合小で栽培された小麦を使って黒豆パンをつくる予定で、 児童たちは 「河合小学校の小麦でどんなパンができるのか、 とても楽しみ」 と満面の笑顔を浮かべていた。 環境学習の一環として、 黒大豆の栽培を行ってきた城東小の児童たち。 篠山産業高校生活科の生徒たちから豆腐やお菓子など、 黒大豆を使用した料理を教わる中、 担任の垣内頼彰教諭が住む、 小野市で小麦が栽培されていることに着目し、 黒豆パンを作ることを企画した。 同市では2003年から、 小麦の新品種 「ふくほのか」 の振興が始まっており、 うどんやお菓子などの商品展開も行われている。 河合小4年生 (51人) も栽培について学んでおり、 両校の特産を通して交流することになった。 しかし、 実際に児童たちが両校を行き来することは難しいため、 ネットを使ったテレビ会議システムを採用。 カメラの前に立った両校の児童たちは、 スクリーンに映し出される児童たちを前に、 互いの特産の歴史や現状、 おいしさなどを伝えた。 ともにクイズも出し合い、 遠く離れていても両校の教室には笑顔の輪が広がっていた。 今後、 互いの特産を交換し合い、 城東小では3学期に黒豆パンをつくる予定。 黒豆栽培に協力し、 テレビ会議にもアドバイザーとして参加した羽田登喜雄さん (八上上) は、 「ともにすばらしい発表で、 特産や命を大切にする児童たちの思いが伝わった」 とにっこり。 岸本広大君は、 「緊張したけれど、 黒豆のことが伝えられてよかった。 河合小の小麦でできるパンが楽しみ」 と話していた。 垣内教諭は、 「特産の交流はもちろん、 離れた場所にいる人に考えや学んだことを伝えるための表現の工夫も学んでくれたのでは」 と笑顔で話していた。