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切り抜き詳細

発行日時
2013-12-5 8:56
見出し
みんなの居場所「木洩童(こもれど)」を訪ねて
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3704 みんなの居場所「木洩童(こもれど)」を訪ねてへの外部リンク
記事詳細
 入り口の外に楽しげにこぼれだしている古本や食器や洋服やバッグ。 仲良く散歩途中だろうか、 品のいい老夫婦が立ち止まって本を見ている。 すかさず、 ガラス越しに室内から、 「一冊○○円ですよ~」 と声がかかる。 突然、 満面の笑顔で声をかけられたお二人は、 驚きもせず自然と笑顔で会話を始めた。 足音軽く飛び出していったNさんは、 「ここのいいところはね、 ほら入口がガラスでしょ。 外が見えるんですね~、 それですぐに外へ飛び出していけるわけです」 と嬉しそうに相変わらず絶品の笑顔だ。  神戸市東灘区にあり、 退職したシニア世代でつくるグループ 「東灘子どもカフェ」 が運営する、 みんなの居場所 「木洩堂 (こもれど)」 を訪ねた。  どんな人でも得意なことや好きなことがある。 それを活かして簡単に誰もが講座の先生になっちゃう。 おかげで普通のおっちゃん、 おばちゃん先生の時間がずらっと予定表に並ぶ。 可愛らしい小学生の女の子がランドセルしょって入ってくる。 きちんと入り口でスリッパに履き替えて、 奥の部屋で宿題だ。 「お帰り~」 と大人たちが優しい笑顔で迎え入れる。   「老人一人を失くすことは図書館がひとつ無くなるのと同じこと」。 ここには、 まだまだ老人とは程遠い、 元気な知識の泉さんが何人もいてくれる。 そして、 たくさんのことを教えてくれる。 子どもたちは、 それを栄養の一つとして成長していく。 なんて、 素敵!こんな居場所が篠山にも地域ごとにあったら、 どんなにかいいだろうな。 (土性里花・グループPEN代表)