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切り抜き詳細
発行日時
2013-12-1 8:31
見出し
寂光院
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3702
記事詳細
先月、 丹波の帰り、 「そうだ、京都へ行こう」 のポスターに誘われ途中下車。 十一月は紅葉の真っ盛り、 駅前には観光客が溢れている。 まずは駅の地下一階に荷物を預ける。 何処へ行こうかと考えつつバス停へ。 「寂光院」 という言葉がひらめく。 バスで片道一時間かけて大原に到着。 まずはすぐそばにある三千院へ。 その昔、 デュークエイセスという男性ヴォーカルグループの唄った 「女ひとり」 で、 有名になったところだ。 今では 「京都大原三千院恋に破れた女がひとり」 なんていう歌詞とは似ても似つかない中高年ばかりが、 かしましく参道の漬物や団子の試食に励んでいる。 有名な 「往生極楽院」 を見学。 説明してくれる坊さんの、 いやに俗っぽい話し方に少しうんざり。 門前の茶店で湯葉定食を頼む。 なかなかおいしくて満足、 腹ごしらえもできたので、 寂光院まで約十五分の田舎道を秋の草花や山の紅葉に見ほれながら歩く。 寂光院といえば建礼門院の哀しみに満ちた生涯を誰もが思う。 平清盛の娘として産まれ、 高倉天皇の皇后、 そして安徳天皇の母。 壇ノ浦の戦いで入水したものの助けられてしまった。 幼い天皇をなくし、 平家の滅亡という悲運の中、 大原の庵に隠棲、 子や一族の菩提を弔う日々を送った。 十三年前、 放火で寂光院は焼失、 丸焦げの本尊が奥の宝物殿に保管されていて、 とても痛ましかった。 今は本堂も本尊も美しく再建されている。 天皇の母なので、 お墓も陵として立派なものがすぐ隣にあった。 先月は須磨で安徳天皇や敦盛の笛を見た。 なんとなく平家つながりなのがおもしろい。