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発行日時
2013-12-1 8:30
見出し
栽培米が県最優秀賞 細工所の粟野勝浩さん 米・食味コンクール
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http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=981 栽培米が県最優秀賞 細工所の粟野勝浩さん 米・食味コンクールへの外部リンク
記事詳細
 篠山市細工所の粟野農場 (粟野勝浩代表) が栽培した米 「にこまる」 が、 日本最大級の米のコンクール 「第15回米・食味分析鑑定コンクール国際大会」 (米・食味鑑定士協会など主催) で特別優秀賞を受賞。 11月24日、 宮城県七ケ宿 (しちかしゅく) 町で行われた同コンクールで表彰された。  海外を含め約4000点の出品がある同コンクール。 粟野農場の受賞米は、 上位40点 (うち39点が岐阜県以北の米) を除いた米のうち、 各都道府県で最も優れた米を選ぶ 「都道府県代表お米選手権」 の部門で、 兵庫県から出品された94点の中で最も優れている米に選ばれた。  審査は、 玄米2キロを提出。 1次審査は食味計で玄米の水分、 蛋白、 アミロース、 脂肪酸度の4成分を測定。 食味方程式で算出された食味値85点 (100点満点) 以上が2次審査に。 粟野さんの受賞米は89点だった。 2次審査は、 炊き上げた白米の表面の 「おねば」 の厚さなどを測る味度計で測定。 受賞米は87・6点 (100点満点) で、 合計176・6点だった。  粟野代表は、 同コンクールで7年前までに3回受賞している。 昨年までコシヒカリを出品し、 受賞から遠のいていたが、 「夏の気温が高まりつつあり、 コシヒカリの食味が高い地域が北上しつつある」 として、 夏の日照りに強く、 西日本で広まりつつある 「にこまる」 を初めて栽培した。  コシヒカリと同様の5月20日ごろに田植えをしたが、 コシヒカリより約1カ月遅い9月初旬に出穂した。 粟野代表は 「出穂時期が暑い夏場を避けたので高温障害が出なかったのでは」 と話す。 食味については、 「炊いた時の香りが良く、 甘みがあったので、 入賞するかもしれない」 と思っていたという。  粟野代表は 「年々気温が高まりつつあるので、 気候に合った品種をいろいろ試し、 食味を上げていきたい」 と話している。