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切り抜き詳細
発行日時
2013-11-10 8:53
見出し
10回目の日展入選 畑宮の書家・日置紫睦さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=972
記事詳細
篠山市畑宮の書家、 日置紫睦 (本名・睦子) さん (78) が、 「第45回日本美術展覧会」 (通称・日展) の書部門 (かな) で2年ぶりの入選を果たした。 通算入選回数が10回となり、 「日展会友」 資格を得た。 初入選から16年を経ての悲願達成。 日置さんは、 「目標がクリアできて、 ほっとしている。 これから伸び伸びと筆を持ち、 長年取り組んできた古典を追求していきたい」 とほほ笑んでいる。 作品は、「花の色に」。 広げると縦30センチ、 幅4メートルになる 「折帖 (おりじょう)」 の形式を取り、 新古今和歌集から選んだ24首をかなの細字 (さいじ) でしたためた。 歌選びなどの準備を経て、 1日平均4時間、 約1カ月で仕上げた。 集中力を切らさないためにクラシック音楽を流しながら、 古典を書くというスタイルをとる。 幼少期から両親の影響で筆を持った。 高校時代には師範の資格を取り、 26歳の時には書家の西谷卯木さん (神戸市) から薫陶 (くんとう) を受け、 腕を磨き続けた。 西谷さんが死去した際に一度、 筆を置いた。 師匠の死は、 書にかかわりたくないほどにショックだった。 転機は西谷さんの死後、 11年を経て、 大阪で開かれた日展の作品を見た瞬間。 一流の書家の作品を見て、 「体に電気が走ったような衝撃を受けた。 今すぐにでも筆をとりたい衝動に駆られた」。 日展の中で最も難しいとされる 「細字かな」 にこだわり続け、 1997年に初入選。 一昨年まで9年連続で入選を果たし、 「会友」 まであと一歩に迫っていた。 現在、 全国に会員を持つ団体 「正筆会」 の常任総務、 日本書芸院一科審査員、 県書作家協会評議員などを務め、 精力的な創作活動の傍ら、 書の文化発展にも力を注ぐ。 「書は唯一、 『私だけの世界』 に入ることができるもの。 書けなくなるまで続けたい」 と話す日置さん。 「入選10回を一つの区切りに、 今後はできるだけ後進の育成にもかかわっていければ」 と話していた。