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切り抜き詳細
発行日時
2013-11-7 11:39
見出し
「と金」って知ってる?
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3678
記事詳細
先日、 将棋の会に参加する機会を得た。 小学生たち60人ほどが、 目をらんらんと輝かせて、 将棋盤を見つめている。 各机で棋士の方1人が、 子どもたち3人を相手に将棋を指してくれているのだ。 私は10月にプロになったばかりという高校1年の女流棋士を見ていた。 彼女は子どもが前に座ると、 ハンデをつけるため 「これなら勝てるかな~」 と優しく言いながら、 自分の駒を最初にざらっとはずしてしまう。 そして、 ここはこう指したほうがいいとかいろいろ助言を与えながら子どもたちの相手をする。 15歳ながら彼女のスマートさに、 私はただただ1時間半惚けたように、 将棋のしょの字も知らないのに、 将棋を指すそのまっすぐな姿勢と手つき、 着物の袂さばきがかっこよくて、 彼女から目が離せなかった。 将棋を指すことは、 礼儀も同時に習うことなのだと、 この時初めて知った。 これだけの動きたい盛りの子どもたちが一堂に会しているのに、 皆のお行儀の良いこと!後から少しだけ走って叱られた子がいたと聞くが、 こんなに大勢の子どもたちが真剣に楽しそうに集中しているのを私は本当に久しぶりに見た。 それだけでも感動的なのに、 その上皆とても賢そうだ。 私は賢い人に永遠の憧れを持っているので、 「私でも将棋を覚えたら賢くなれるかもしれない…」 と到底叶わぬ夢を見させてくれた。 私にとっては、 まさに 「金」 の時間だった。 人生は日常に、 いつも驚きと感動を用意してくれる。 生きているって本当、 最高! (土性里花・グループPEN代表)