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発行日時
2013-11-3 8:47
見出し
100日かけ全国郵便局巡る 風景印を日本地図に 大沢の石田さん
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http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1752 100日かけ全国郵便局巡る 風景印を日本地図に 大沢の石田さんへの外部リンク
記事詳細
 篠山市大沢の石田巧さん (77) が100日をかけて全国を巡り、 各都道府県の中央郵便局にある 「風景印」 を日本地図に押印して作成した 「全国中央郵便局巡りの旅」 を、 兵庫医科大学ささやま医療センター (同市黒岡、 福田能啓院長) に寄贈した。 文字通り、 列島を西へ東へ奔走してつくり上げた宝物だが、 「たくさんの人に見てもらえたらうれしい」 と惜しげもない石田さん。 福田院長は、「思いがこもったもの。 センターで永久保存させていただく」 と話している。 作品は折を見てロビーなどで展示する予定。  風景印は郵便局に置かれている記念印 (消印) の一種。 局名と、 近辺の名所旧跡、 名物などにちなむ図柄が描かれている。  石田さんが制作した作品は縦190センチ、 横110センチ。 特注の和紙に日本地図を描き、 全国52の中央郵便局の風景印を押印した。  古切手の収集なども楽しんできた石田さん。 その土地土地の様子が垣間見える風景印にも興味を抱き、 2000年ごろに単身、 軽自動車に乗り込み、 全国の中央郵便局を巡る旅に出た。 風景印の収集には、 依頼すれば押印したものを送り返してもらえる 「郵頼 (ゆうらい)」 制度があるものの、 はがきや封筒に限られているため、 地図に直接押印してもらうため、 各局を巡ることにした。  海を越える際にはフェリーを使った。 岩手までたどり着きながら、 あきらめて帰ろうとしたこともあった。 それでも、 100日かけて完成した際には、 「本当に最高の気分だった」 と振り返る。   「元気なうちに、 地元でたくさんの人が訪れる場所に寄贈したい」 と考えた石田さん。 旧知の仲で、 同センターでボランティア活動を行う地域医療支援グループ 「ささゆり」 の代表、 松本正義さんに相談し、 センターへの寄贈が叶った。  石田さんは、 「次から次へと趣味が思いついて、 それを完成させて、 人が喜んでくれることが 『成功』 ですわ」 と満面の笑みを浮かべていた。  「ささゆり」 はボランティアを募集中。 松本さん (090・8821・0126)。 写真・石田さんが寄贈した風景印の日本地図 「全国中央郵便局巡りの旅」