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切り抜き詳細

発行日時
2013-10-10 13:53
見出し
奇祭「蛙おどり」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3658 奇祭「蛙おどり」への外部リンク
記事詳細
 先週末、 わが町、 篠山市今田町の住吉神社で秋の祭礼があった。 この祭りの宵宮に行われる 「蛙おどり」 と呼ばれる神舞は、 県の無形民俗文化財の指定を受けており、 篠山市の三大奇祭の一つにも挙げられている。  蛙おどりはいわゆる田楽で、 締太鼓と竹の短冊を88枚綴ってこしらえた 「ビンザサラ」 を楽器として用いる。 踊りの内容は、 米を収穫している模様を表現した 「惣 (そう) 田楽」 と、 田んぼに舞い降りたツルが豊作に感謝し、 舞いを披露する 「いず舞」 の2種類。  とっぷりと日も暮れた午後7時半ごろから始まり、 1時間ほど続く。 秋の虫たちの合唱が響く境内に、 踊り手たちの 「ヘーツ、 ヘーツ」 や、 踊りの名の由来ともなった 「カエロ、 カエロ」 という意味のよく分からない低く唸るような声が響き渡る。 見物人が集まっている舞殿から少し離れ、 踊り手たちの姿も見えない境内の片隅に一人移動し、 その声だけを聴いていると、 神社というシチュエーションと相まって、 日頃はまったく感じない 「何か」 の気配を感じ、 ぞくっと鳥肌が立った。 なるほど、 奇祭と呼ぶにふさわしい。(太治庄三)