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切り抜き詳細
発行日時
2013-10-6 9:02
見出し
フランスの秋 その一
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3655
記事詳細
九月十八日から一週間、 フランスへ行って来た。 昨秋、 イタリアへ行った時より一人少ない五人で、 同じく俳句の先生と生徒。 日本より緯度も高いので、 セーターやタイツも荷物に。 午前九時に中部国際空港を飛び立ち、 韓国のインチョン空港経由で約十三時間、 同じ日の夜、 パリのドゴール空港着。 「美しきフランス周遊七日間」 というツアーで、 翌朝はまず北へ向かい、 シャルトル市にある世界遺産 「ノートルダム大聖堂」 を訪ねる。 気温十五度でかなり肌寒い。 プラタナス (すずかけ) とマロニエという、 フランスを代表する街路樹は早くも黄ばんで散りはじめている。 ノートルダムというフランス語は 「聖母マリア」 の意味で、 十二世紀、 聖母マリア崇拝の気運が最も高まったとき建てられた寺院にこの名がつけられた。 大きな薔薇窓やステンドグラスに描かれた聖母マリア像の衣は、 「シャルトルブルー」 と名付けられた独特の青色で何とも美しい。 続いて、 ロワール地方の古城で世界遺産の 「シャンポール城」 と 「シュノンソー城」 を見学、 七百年以上を経てなお残る 「石の文化」 に感銘。 その夜は 「ツゥールドフランス」 で有名な 「ツゥール」 泊、 夜の九時から一回目の句会。 「さやけしやシャルトルブルーのマリア様」 と、 ノートルダム聖堂で詠まれた先生の素直な俳句に感動した。 「さやけし」 は、 爽やかさのこと。 「爽やか」 は年中使われる言葉だが、 季語では秋の部に。 すずかけの並木に吹く秋風が私にはとても印象深かったので 「すずかけに立ち止まるひと風は秋」 と詠んでみた。(続く)