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切り抜き詳細

発行日時
2013-8-25 8:42
見出し
牧師が春日ナス栽培 市内教会の4人奮闘 生産組合やJA指導
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=7091 牧師が春日ナス栽培 市内教会の4人奮闘 生産組合やJA指導への外部リンク
記事詳細
 丹波市春日町の特産品 「春日ナス」 の栽培に、 4人の若い牧師が挑戦している。 春日ナスの生産組合 「ナス組合」 の久下重幸組合長 (同町棚原) や、 JA丹波ひかみから指導を受けながら、 20アールほどの畑で栽培している。 久下さんは 「若い人が、 春日ナスの生産に加わって頼もしく感じている。 4人は一生懸命で、 指導のしがいもある」 と目を細める。  春日ナスを栽培しているのは、 日本生まれでアメリカ育ちのデビッド・クレイグさん (35)、 ジョニー・クレイグさん (33)、 マイケル・クレイグさん (27) の3兄弟と、 フィリピン出身のアベ・マルセロさん (28)。 デビッドさん、 ジョニーさん、 マルセロさんは住居を兼ねた同町小多利の教会 「丹波バプテスト教会小多利」 で、 マイケルさんは柏原町柏原の 「丹波バプテスト教会柏原」 で牧師を務めている。  4人は、 地域の人から借りた春日町小多利などの畑で、 栽培方法の指導を受けながら春日ナスを育てている。 デビッドさんは 「上手に育てるのは難しい。 病気や虫への対策、 肥料の与え方など、 勉強しなければならないことは多い。 でも、 兄弟たちと一緒に農業ができて楽しい」 とほほ笑んでいる。 春日ナスのほかにも、 米や枝豆、 スイートコーンなども栽培している。  昨年まではデビッドさん1人が農業をしていた。 以前から何か新しい野菜の栽培に挑戦しようと考えていたデビッドさんは、 春日町の特産品がナスであることを知り、 JAからの紹介もあって、 昨年から春日ナスの栽培に挑戦。 昨年は10アールほどの畑で春日ナスを育て、 1000ケースほど出荷した。 今年からは、 弟のジョニーさん、 マイケルさんのほかに、 3兄弟の妹と結婚したマルセロさんも農業に加わっている。  デビッドさんたちは 「春日ナスはジューシーでやわらかくておいしい。 これからはキャベツやブロッコリーなど冬の野菜にも挑戦したい」 と話し、 将来的には春日町で農業規模をさらに広げたいという。  春日ナスは、 1967年に春日町とJAが一体となって特産物化に取り組み、 最盛期には同町内で500人ほどが生産していたが、 生産者の高齢化などもあって、 現在では20人に減少している。 昨年は同組合にデビッドさんら6人が新規加入した。 今後は栽培講習会や料理講習会なども計画している。