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切り抜き詳細
発行日時
2013-8-8 11:01
見出し
ネットの怖さ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3600
記事詳細
深夜の電話。 友人は驚きと不安交じりの声で言った。 「篠山で誘拐があったってほんまなん?」。 思わず震えた。 先に結論を言えば、 真偽は未だ不明のままだ。 警察へ問い合わせたところ、 通報があったのは事実のようだが、 未だに被害届も出ていないため、 友達同士の悪ふざけの可能性もあるという。 ほっと胸をなでおろしたが、 問題は友人のネタ元。 インターネットの短文投稿サイト 「ツイッター」 だった。 通報を知った人が 「誘拐があったらしい」 と投稿し、 一気に情報が拡散。 そして、 「らしい」 が取れて、 「あった」 に化けた。 怖い、 と思った。 ネットへの投稿は何かと話題になる。 一つの投稿に多くの人が批判を書き込む 「炎上」 騒動は毎日のようだ。 一般人はもちろん、 芸能人も議員も騒動を起こしている。 いまやネットは生活に欠かせない。 しかし、 発信者には正しい使い方が求められるし、 受信者は情報を正しく選択しなくてはならない。 怖さを知った上で使うということだ。 改めてそんなことを思っている間にも、 新しい投稿が画面を埋め尽くしていった。(森田靖久)