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切り抜き詳細

発行日時
2013-8-8 10:59
見出し
地域活性化に貢献 伊能忠敬探索の会「コープ・虹の賞」を受賞
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記事詳細
 江戸時代に正確な日本地図をつくった伊能忠敬 (1745―1818年) が篠山市内で測量した史実を探索し、 その足跡を通して地域活性化につながる取り組みを展開している 「伊能忠敬笹山領探索の会」 (加賀尾宏一会長、 20人)。 その功績が認められ、 生活協同組合 「コープこうべ」 が福祉や生活文化、 まちづくりなどの推進に貢献した個人や団体に贈る 「虹の賞」 の奨励賞を受賞した。 県内から52件の応募があり、 2個人13団体が選ばれた。  虹の賞には、 活動年数10年以上の功労賞と10年未満の奨励賞がある。 奨励賞は、 同探索の会をはじめ、 10団体が受賞した。  忠敬と篠山とのつながりをもとに、 地域住民の世代間交流や地域と都市住民との交流を促進することを目的に活動を展開。 忠敬が測量した道を探索し、 遺跡となる場所に標識を立てるなどして、 測量道を歩く交流ウオーキング 「ぶらぶら歩こう会」 を催しているほか、 小学校や地域などで出前講座も行っている。 さらに活動報告としての機関紙を発行し、 測量道マップを作製。 これらの精力的な活動が評価され、 奨励賞を受けた。  同探索の会は2011年に発足。 加賀尾会長が前年の10月、 丹波の森公苑で開かれた歴史講座で忠敬が1814年の春、 10日間にわたって篠山で測量した史実を知り、 興味を持ったことが始まり。 友人を集め、 11年3月に測量道を探索する第1回目の調査を鐘ヶ坂峠周辺で実施。 翌12年3月までに計22回、 調査を行い、 忠敬が歩いた市内の測量道の全行程約75キロを計測器片手に踏破した。  来年3月、 忠敬の篠山での測量が200年を迎えることから、 記念事業の開催に向け、 計画準備を進めている。  加賀尾会長は、 「活動当初は冷ややかな視線を浴びたこともあったが、 世代間交流や都市との交流など、 忠敬の足跡をたどる活動を地域活性化に生かすことで、 徐々に認知されてきた。 さらにこのような立派な賞までいただけ、 大変光栄。 会員みんなと力を合わせてやってきた、 この活動は無意味ではなかった」 と喜び、 「日本の地図づくりに挑戦した忠敬の偉業の一端が200年前の篠山にもあった。 この史実を、 郷土の歴史文化を育む生きた教材として、 これからも後世に伝える活動をしていきたい」 と抱負を語った。