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切り抜き詳細
発行日時
2013-8-2 8:37
見出し
江戸の古地図展示 青山文庫の2期展 篠山城大書院
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=7006
記事詳細
旧篠山藩主・青山家に伝わり、 現在は篠山鳳鳴高校 (明山修校長、 篠山市大熊) が 「青山記念文庫」 として所蔵する書籍などを展示する企画展の第2期目が、 篠山城大書院 (同市北新町) で始まっている。 2期のテーマは、 江戸時代に刊行された江戸の古地図。 現代の地図も展示されており、 歴史を超えた想像力をかき立てられる。 8月18日まで。 展示している地図は14点。 当時のまちなみや、 家紋入りで大名の屋敷などが掲載されている。 「芝口南西久保愛宕下之図」 では、 現在の東京タワー周辺の当時の様子を紹介。 「東都青山絵図」 では、 青山家の屋敷が立ち並び、 現在の東京都港区青山と篠山との縁の深さなどが垣間見える。 「麹町永田町外桜田絵図」 では、 桜田門外の変で殺害された井伊直弼の屋敷が桜田門から数百メートルの位置にあったことなどもわかり、 歴史ファンはもちろん、 現在の東京を知る人にも楽しめる内容だ。 また屋敷の入り口側を北側にして名前が書かれていることや、 寺院は赤色、 道路は黄色、 川や海は青色としていることなど、 当時の地図の仕組みも紹介している。 青山記念文庫は1951年 (昭和26)、 青山家やその財産を管理している青山会からの意向で、 旧藩校の流れをくむ鳳鳴高に寄贈された約1万点の書籍のこと。 同校が耐震補強工事を行う中で、 書庫部分も改修することになり、 「貴重な書物を広く県民のみなさんに知ってもらいたい」 と企画展を開いている。 3期 (8月21日―10月20日) と4期 (10月23日―12月15日) は、 仮名手本忠臣蔵などの洒落本、 人情本などを集めた 「戯作」 にスポットを当てる。 問い合わせは同施設 (079・552・4500)。