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切り抜き詳細
発行日時
2013-8-1 13:31
見出し
バスケットボール氷上男子 悲願の頂点 県中学総体
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1665
記事詳細
県中学校総体で、 氷上男子バスケットボール部 (丹有2位) が7月27日、 宝塚市立総合体育館で行われた決勝で宿敵のゆりのき台 (丹有1位、 三田市) を下し、 同競技男子の丹有勢として初の県制覇を成し遂げた。 氷上が全国に初出場した3年前は2位通過、 優勝候補だった昨年も準優勝だった。 また、 新人戦に続いて県制覇をめざした和田の野球部は同28日、 尼崎ベイコム野球場で行われた決勝で関宮 (但馬1位、 養父市) に惜しくも敗れた。 両校は県代表として近畿大会に出場する。 57回を数える総体。 女子は氷上が2004年に優勝したものの、 男子はチャンスを逃し続けていた。 氷上は、 丹有大会決勝で62―86の大差で苦杯をなめたゆりのき台と再戦。 170センチ以上の長身選手がそろう、 出場校の中で最も体格に恵まれた相手に、 植田春樹主将 (3年、 162センチ)、 坂上戒徒君 (同、 161センチ)、 長久翔平君 (同、 173センチ)、 藤井楓君 (2年、 167センチ)、 樋口幸輝君 (同、 171センチ) の5人で挑んだ。 守りが崩壊して敗れた丹有大会の反省から、 長久君、 樋口君、 藤井君らでリバウンドを取る、 ボールを持っている選手へのプレッシャーを強める、 守備に入る際は 「ディフェンス」 の声を全員で掛け合うと、 守備の意識を高く持って試合に入った。 氷上は第1ピリオドの立ち上がり、 3点シュート2本を含め連続8点を奪う鮮やかな先制攻撃。 このピリオド、 植田主将は3点シュート4本を含む14点を挙げ、 坂上君も11得点。 守備からリズムをつくり、 31―16と圧倒した。 第2ピリオドからゆりのき台が司令塔の植田君封じに動くと、 代わって樋口君が得点を重ね、 前半を52―30で折り返した。 坂上君が5ファウルで退場となった第4ピリオドでは、 代わって入った 「6人目の男」 近藤諒君 (2年、 153センチ) が5点、 ゲームメイクに徹していた藤井君が7点、 樋口君が4点と2年生トリオの活躍で、 猛追するゆりのき台を88―80で振り切った。 大会最優秀選手に選ばれた植田主将は、 「自分たちのシュートが良く決まったし、 守備のプレッシャーが効いて、 相手に速攻を出されなかった」 と、 勝因を分析する。 守備で貢献した長久君は、 「近畿は身長が高い選手が多いので、 樋口君と守備で粘り、 速攻や外からの3点シュートにつなげたい」 と言い、 フォワードの坂上君は、 「ファウルを少なくし、 速攻で点を取っていきたい」 と抱負を述べた。 藤井君が大会優秀選手に選出された。 足立宗之監督は、 「最後まで集中力が途切れず、 足を動かし続けた。 本当によく戦った」 と選手たちをたたえた。