パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で1台あたり年317円!!

オルビス

切り抜き詳細

発行日時
2013-7-28 9:00
見出し
困難と生
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3589 困難と生への外部リンク
記事詳細
 8月3日、 丹波の森公苑で開かれるイベントで、 全盲のチャレンジャーこと立木早絵さんがコンサートを行う。 「24時間テレビ」 でおなじみの女性で、 これまでに津軽海峡横断リレー、 トライアスロンに挑戦し、 キリマンジャロ登頂も成し遂げた。 ▼人はなぜ苦痛を承知で困難に立ち向かうのか。 それは、 まったく苦痛のない環境に置かれた場合、 人はどうなるのかを想像すればわかる。 ▼たとえば、 リストラの対象者に厳しい仕事を与えてはならないという。 厳しい仕事に音を上げるどころか、 逆に奮起してしまうからだ。 だから、 まったく仕事を与えない方がいい。 すると、 すっかり無気力になり、 退職を願い出る。 苦痛のない環境は、 生の意欲をそいでいくのだ。 ▼困難に挑む。 それは多かれ少なかれ苦痛を強いるが、 それこそ生の手応えである。 生をまっとうしていることを実感できる。 困難を克服した時は、 生きてあることの喜びに満たされる。 思想家でもある大杉栄は、 「人は、 みずからの偉大を感じなければならぬ、 みずからの意志の崇高を自覚しなければならぬ、 という本来の欲望がある」 とした。 みずからの偉大さ、 崇高を自覚するため、 困難に挑んでいく闘争本能を、 人はもともと宿しているという。 ▼さて3日、 立木さんは何を私たちに語りかけてくるだろうか。(Y)