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切り抜き詳細

発行日時
2013-7-7 9:08
見出し
多紀郡の郷土唱歌、写本を楽しむ 昭和54年発行の復刻版 真南条下の宮本さん
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http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6925 多紀郡の郷土唱歌、写本を楽しむ 昭和54年発行の復刻版 真南条下の宮本さんへの外部リンク
記事詳細
 篠山市真南条下の宮本恵津子さん (89) は、 1901年 (明治34) に発行された歌詞集 「兵庫県多紀郡の郷土唱歌」 の写本作りを楽しんでいる。 「郷土唱歌」 の作詞者は、 旧西紀町垣屋の歌人、 福原律太郎氏。 当時の多紀郡を南から北へと歩き、 道中に点在する風光明媚な場所や歴史的名所などを紹介する詞を作り、 52番までつづっている。 宮本さんは筆を手に半紙に向かい、 一文字ずつ丁寧に書き写しながら、 「歌詞の内容から、 当時の風景や人々の生活ぶりが垣間見え、 想像をめぐらしていると楽しくなります」 と笑顔を見せている。  冊子は昨年、 親類の上田寿子さん (篠山市犬飼) から譲り受けたもので、 1979年 (昭和54) に再版された復刻版。   「驛 (えき) の北には松尾山 雲井に高く峙 (そばだ) ちつ 千有余年の古刹とて 今に残れり高仙寺」 (南矢代の高仙寺にて) ―。 宮本さんは、 「その場所の情景がうまく表現され、 読めば読むほど味わい深い歌詞」 とすっかり気に入り、 昔から筆で字を書くのが好きだったこともあって写本を始めた。  書き写しているとき、 歌詞の中に出てくる地名や史跡など、 その風景を思い浮かべ、 福原氏の人となりなどを想像した。 製本の際には、 ページがバラバラにならないよう、 背表紙にあたるページの端を糸でかがるなど、 手が込んでいる。 表紙は厚みのあるカレンダーの用紙をベースに、 その表面をカラフルな色柄の包装紙で覆って仕上げている。  これまでに約50冊制作。 完成するたびに友人や知人にプレゼントするため、 現在、 手元には数冊しか残っていないという。   「写本をあげた人から 『よかったわ』 などと言っていただけるのが、 なによりうれしい。 これからも元気が続く限り作っていきたい」 と笑顔で話していた。